ついてない日もあるもんです。いやびっくりこんなについてない日もあるなんて。昨晩見た天気予報では深夜に雨が降るということだったので、今日もまた休みになってしまうんだろうなと高を括っていました。のでちょっと夜更かし。
が、いけなかったのですが、疲れもあって今朝はいつもより少し起きるのが遅くなりました。弁当を作るにはちょっと間に合わないかなー、と思いながらも、でも今日も作業お休みの連絡があるだろうと呑気に構えておりました。しかし、いつも連絡がある時間になっても電話は一向に鳴らない。
げげっ、これはまずいぞ、と慌てて支度をして原付を走らせ伊予柑山へ猛ダッシュしました。途中のコンビニでパンも買ってなんとか時間にはセーフ。だったんですが。
山にもうすぐ着くぞという頃から小雨がパラパラと落ちてきて、到着して仕事にかかろうと準備した時から大粒の雨かと思ったら雪というより硬い音を立ててあられが降ってきたのですよ。先に準備をしていた農家さんも作業を置いて小屋へ撤退。小降りになるまで10分ほど待ちましたが、その間に思ったより木に雫が付いてしまったのでそのまま作業中止が決定しました。
え?わたくし、何をしに行ったんでしょうね…。
それでも、止んだ後は日が照って早く乾きそうだったので、午後からは作業ができそうだという話になって、一旦帰宅して仕切り直し。こんなことならパンなんて買わなくても家に食材あるのに。
そして午後からは、汗もかくくらいに暖かい日差しの中で収穫作業は捗ったのですが、帰りにまた思いもよらぬ事態が。
駐車スペースにしている空き地が地面柔らかめの場所で、雨雪のせいもあって緩んでいたので、停めていた原付がいつの間にか横倒しになってしまっていたんですね。帰る時にそれを起こして、エンジンをかけようとすると、うまくかからないのです。
寒さでセルが効かないこともよくあるので、そんな場合はキック式でならすぐ始動するのですけど、今日はそれさえも全くダメで。原因として思い当たるのは横倒し状態だけなので、それがまずかったのかなあと思うと、バイク屋さんへ修理をお願いするしか方法はないなと思い、連絡をすることにしました。
が。さすがのPHS。この山には電波が届いていないのでした。そこまで山奥でもないはずなんですが、もう終わりの見えている通信技術ですし。落胆の中、ちょうど片付けを終えた農家さんが声をかけてくれたので、携帯電話を借りてバイク屋さんに連絡を取り、電波が届きそうな住宅団地の入り口まで原付を押して、バイク屋さんの引き取りトラックが来るのを待つことになったのでした。
5分ほど原付を押して山を下り、待ち合わせの場所に着いて暇任せにスターターをキックしたところ。
エンジンかかるやんけ…。
慌ててバイク屋さんへ電話したものの、もう既にそちらへ向かった後だということで、スムーズにエンジンが始動するようになった愛車とともに日が暮れていく谷に心細く独り佇んでトラックを待つわたくし。
ようやく来てくださったバイク屋さん。事情を説明すると、多分エンジンオイルが内部にこぼれて、部品が濡れてしまったのでしょうけど、そのまま走るとエンジンを傷めてしまうこともあるので点検したほうがいいですよと言ってくださり、そのままお店まで連れて行ってくれました。
まあこんな時に痛い出費です。しかし、せっかく来てもらって、直ってる!なんともない!ほなさいならー!というわけにもいかんですからね。それにまたその後で動かなくなって、山の中で途方に暮れる事態を想像すると、トラックに乗せてもらうしか手はないんですよ。
けど、タイヤの磨耗がちょっと気になっていて、でもタイヤ交換をお願いするタイミングがなかなかつかめなかったので、いい機会ではありました。伊予柑の仕事が終わってからと考えていたんですが、バイク屋さんが一目見て、これこのまま走ってたらスリップ事故起こしますからすぐ交換したほうがいいですと言ってくださったくらいなので、命拾いしたのだと考えるべきなのかもしれませんね。
そうそう、半日でも仕事できてよかった有り難や、事故が起きる前にタイヤ交換ができてよかった有り難や、と良いように考えれば良いんですよね。
でも帰宅後、インターネットバンキングでの取引において、パスワードを2回間違えて入力した時点でログイン不能状態にされて、仮パスワードが郵送されるまでの約一週間はネット上の取引が凍結されることになったのは、何を有り難がればいいのかわからないまま。