原付の点検修理見積もりが算出されたけれど、代車が想像以上によく走る奴なので心変わり…しないったらしない

バイク屋さんから連絡があって、昨日点検修理をお願いした原付の見積もり額を伝えられました。今日は伊予柑収穫の週払いお賃金を頂く日でありましたが、今週分が吹っ飛んで有り余るお値段でしたね。それでも想定より安く収めて下さってるんですが、やっぱり痛い。

昨日指摘されたようにタイヤが磨耗しているので交換、それからバルブも交換が必要、さらにアクセルもまともに回らなくなっているのでワイヤーを交換、と。とりあえずそれくらいの対処が必要で、おおよそこの金額になるけど工程進めても良いかと尋ねられてOKを出しました。程度の良い中古車があるけど買い替えも検討しませんか? とも言われたのですが、さすがにその3分の1の値段で修理が済むのなら、もうちょっと乗ってやりたいと思いました。

ところで今回は、山の中で故障してバイク屋さんに引き取りに来てもらうしか手がなかったので、お店までトラックに乗せてもらって、代車を貸してもらって帰宅できたのです。これまで何度も原付のトラブルはあって、お店に修理をお願いしたことはあったのですが、交通事故での引き取り修理以外は自分でお店まで押して持って行ってて、預けたら歩いて帰り、修理完了までは自転車で移動するので済んでいたので、代車を借りるのは初めてだし、そういう発想すら今まで思いつかなかったのですよ。自動車なら当たり前のように思いつくのに。

そして鍵をホイッと渡されて、唐突に乗ることになった代車ちゃん。ホンダのDioという車種でまあまあ新しい原付です。わたくしの原付はヤマハのJogなので、メーカーも違うからというのもあるでしょうが、始動の仕方やメットインスペースの開け方など細かいところの使い勝手が違っていました。

しかし操作性とか以前に、この代車Dioと愛車Jogとには大きな違いがあるのです。それはエンジン。我が愛車のJogは1990年代の製品であるため、その当時のメジャーな形式だった2サイクルエンジン搭載。一方の代車Dioは、新しいものなので4サイクルエンジンなのです。

バイク屋さんに教わって知ったのですが、今じゃ2サイクルエンジンの原付なんて、ホンダもヤマハもスズキも製造してないんだそうですよ。2サイクルには馬力の強さ、4サイクルには燃費の良さ、というそれぞれの利点があるにも関わらず、現在4サイクルエンジンの原付のみ生産されるようになったのは、排ガス規制のためなんだそうです。2サイクルでは規制をクリアすることが困難なので4サイクルにシフトするしかなかったのだとか。

で、一応、バイク屋さんが引き取りに来てくれた時も、こんな山道を走るのだったら確かにこの2サイクルを生かした方がいいかもしれないですね、と言われたんですね(そして前述の、程度の良い中古車というのも、わざわざ2サイクルにこだわって乗っていると思われたのか、2サイクルエンジンのものだったのでした)。確かに自分のJogの2サイクルエンジンでも心もとないくらいの上り坂を走って伊予柑山へ通っているので。

なので、じゃあ4サイクルの代車であの上り坂を走るの、結構きついんちゃうのかな?と今朝は心配しながら出かけました。ですが、結果。

めっちゃ快適!!!!!

すんごくよく走ってくれる代車でした。平坦地はもちろん、山道でも、下手したら愛車Jogよりスピード出てたかもしれません。音も静かだし。

やっぱり年季が入りすぎると劣化もしてしまうということなんですね。他の原付に乗ることがないので比較すらしていなかったわけですが、そりゃあ四半世紀も経っていれば。

ただ、最近の新車のエンジンが25年近くも長持ちするかといえば疑問符がつきますね。そこが引っかかる点でもありますが、こうして代車に乗ってみることで初めて、「余裕ができたら新しく買い換えるのもいいかもしれないな」という気分になってしまいました。

いや、そんなことを言ってしまったら、退院したJog氏がやる気を喪失してしまいそうなので大事にしますけどね。何より愛着があるマシーンに乗り続けられるのが一番ですから。帰還したらもうしばらくは頑張ってもらいますよ。

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