会社のオフィシャルblogだというのに連日旅の思い出ダイアリーのような小豆島観光案内のようなものを書き連ねていて大丈夫なんだろうかと自分でも気になりますが小豆島から仕事が舞い込んで来れば問題ないのでよろしくお願いします。
では今日も小豆島の観光名所「△」のご紹介。小豆島の中心部に位置し、1300万年前の火山活動によって堆積した安山岩などが地殻変動や風雨による侵食で断崖や奇岩を作り出した名勝地であります。紅葉の時期だと一段と美しいようですが、渓谷と瀬戸内海が一度に楽しめる美しい風景は四季折々違った美しさを見せてくれるそうです。
ねえ、そろそろ誰か「それは△(さんかっけー)ではなくて寒霞渓(かんかけい)」とツッコミを入れてくださいよ。自分でボケておきながらツラくなります。
気を取り直して。この寒霞渓へ行くには内海湾の草壁港の近くから県道29号線を山の方へと登っていくわけですが、途中でこううん駅(紅雲亭駅から2003年に改称)という場所がありまして、そこから寒霞渓ロープウェイで山頂駅まで行くことができます。
今回わたくし達はレンタカーでの移動中に立ち寄ったのですが、本来ならそのまま県道を登って行けば山頂まで車で行くことは可能なのです。ですが、変わった乗り物大好きなわたくし。車を駐車場に停めて山頂までロープウェイで往復することを提案しました。友人も、その方が渓谷美をより楽しめるだろうからと賛成してくれました。
ただ、こううん駅へ行くまでのドライブが、かなり山奥まで登っていくように感じられ、「これ本当にたどり着けるの?」「ここまで来たら山頂まで行ってしまっても大差ないんじゃないの?」って思うほどだったのです(感覚的な問題で、帰りはあっという間に下りましたが)。また駐車場も傾斜がきついし、そこから乗り場の建物へも石段を登ってそれだけでバテそうでした。正直ロープウェイに乗るまでに疲れたのですが、乗り場に着くと興奮してきましたね(まるで変態ですな)。
ちなみに、こううん駅の標高は295m。それだけでも充分高いですよ。ここから5分の乗車で、標高612mの山頂駅へと到着します。
ロープウェイは片道750円・往復1350円です。電子マネーのWAONなどでも支払い可能でしたが、ウェブサイトに10%割引クーポンがあり、それを使用する場合は現金支払いのみの扱いになりますのでご注意ください。なおクーポンは印刷しなくともスマートフォンの画面表示だけでOKですよ。
改札をくぐると上階にある乗り場へと向かうのですが、この通路がちょっと変な感じで、わたくしの重箱の隅っこ大好きな嗅覚が、何かときめきを感じてしまいました。階段ではなくスロープだったんですけど、バリアフリーとは異なった違和感ありありのスロープだったのです。
撮り方がうまくいかずあの違和感が伝わりにくいのですが、やけに傾斜もあり、何より車椅子どころか人が一人歩くのが精一杯の幅しかないスロープなのです。何のためにわざわざこんなスロープを設置したのかとても不思議。
ってこれ推測なんですけど、多分このスロープ、元々はエスカレーターだったんじゃないかなあと思います。故障したか老朽化したかで、でも新しく付け替える費用も捻出できずの苦肉の策でステップ部分を取り外してスロープ化したものではないかと考察してみたのですが、実際はどうだったんでしょうね。
でも乗り場の古めかしさと一転して、ゴンドラは新しいピカピカのものでした。昨年7月に新調されたばかりだったようです。乗り込んでテンション上がって、肝心のゴンドラの写真が一枚も無い!
では車窓からの眺めをご覧くださいませ。
落としたら一巻の終わりなのを承知で、窓から下を向けて撮ったりしました。手が震えました。
山頂からの眺めも素晴らしかったのですよ。気分も清々しくリフレッシュできました。
さすが標高612m、下界は暑かったけど心地よい涼しさ。山頂駅付近のモミジは早くも色づき始めているものも。紅葉の季節は例年だと11月中のようです
余談ですが山頂駅からこううん駅まで40分〜60分程度で渓谷を歩きながら下りることも出来るそうです。でもその場合はやっぱり山道ですのでそれなりの装備は必要かと思いますね。
観光地としてはやや昭和レトロな雰囲気もありますが景色の良さは最高です。小豆島を旅するなら寒霞渓の眺めも是非本物をご覧になってください。