箱根旅行の辺りから連日飲み続けているので、そろそろ休肝日を設けなければなあ、とか考えて今日は飲まずにいるつもりだったのですが、なんと今日は「ビールの日」なんだそうです。ビール飲まなきゃ！

なぜ今日がビールの日なのかというと、1516年に現在のドイツ南部にあたるバイエルン公国で、質の悪いビールを駆逐し品質を高めるために「ビール純粋令」が発布されたのが4月23日だったから、という理由なのです。しかも今年は500年のアニバーサリーイヤーですよ。ビール飲まずして迎えられないわこりゃ。

「ビールは麦芽、ホップ、水、酵母のみを原料とする」というビール純粋令の一文は500年経った現在でもドイツ全土で適用されているといいます。なんという頑なな。でもそれを守っているおかげで、伝統的なビールの製法が守られているのですよね。

さて、そんな日に飲むビールは、やはり最近捕獲した中でも「純粋」な味がするこの一本を選びました。キリン一番搾りのシングルモルト。4/12に発売されたばかりの限定醸造です。

通常の製品は麦芽をブレンドして使用するのですが、このシングルモルトはオーガニック麦芽一品種（イギリス産ウエストミンスター種）のみを使用しているのだそうです。

色もちょっと想像より深めかなと思いましたが、飲んでみると味自体も濃いめに感じました。ほのかな甘みも感じます。べたつく甘さではなくて、とても澄んだ湧水がどことなく甘みを感じさせるような、ああいう奥深い甘さです。有機栽培のホップを使用していて、そこから醸し出される苦味も適度でスッキリした感じでした。

いやあ本当にこれは美味しいです。以前ビール工場で一番搾りプレミアムを飲んで、通常の一番搾りと比べて全然違う美味しさに驚いたのですが、このシングルモルトもまたさらに、どこまで美味しくなるんですか?!と衝撃を与えてくれました。量も少なめお値段もお高め、ではありますが、このビールもっと飲み続けたいなあと思います。もっと、と言っても1日1本で充分満足ですけど、年中飲みたいんですよ。お願いしますキリンさん。