全くノーマークで雰囲気も誤解していた「野狐禅」を何故か急に聴き始めた深夜。ほんと何故?

昨晩はなかなか寝付けず、Apple MUSICで好きな音楽から、オススメの音楽の海に飛び込んで、昔好きだった曲や名前だけ知ってるバンドの曲とかを聴き漁っておりました。時間軸はめちゃくちゃですがどれも新鮮に感じられて夜中に毛穴がぞわぞわしましたよ。

そんな中、ヘッドフォンから全身ズタズタにされそうな衝撃的な曲に出会ってしまいました。調べたら2003年にリリースの曲だそうですよ。なんだ、ついこの間じゃないですかーって、13年前なのか。今の中学生が生まれた頃なんだから充分にひと昔ですね。

歌っているのは2人組フォークバンドの「野狐禅」です。当時、名前だけ目にしていましたが、「のぎつね・ぜん」と読むのだと思っていました。「やこぜん」と読むのだそうです。

何かのシャレとか当て字とかに由来するのかと思ったら、禅宗において、悟りの境地に達していないのに、生半可に悟ったような振る舞いをすることを指す言葉なのだそうです。

そして、当時は男性2人組ということは知っていたのですが、それだけで歌を聞きもせず。ゆずみたいな?コブクロみたいな?スキマスイッチみたいな?というようなイメージで、まあそういう感じだろうから急いで聞こうとしなくてもいいや、くらいに考えていました。あ、すみません、ちょっと嘘言いました。正しくは19みたいな?うたいびとはねみたいな?平川地一丁目みたいな?CaLINみたいな?WaTみたいな?でした。

ところが昨晩、数珠つなぎで手繰り寄せられた彼らのこの曲。思っていたのと全然違う!こんなのをファーストシングルに持ってきてたのかあ。もしあの頃リアルタイムで聞いていたら、一斗缶が何百個も降ってくるぐらいの衝撃を受けて大ファンになっていたでしょう。

タイトルがタイトルだけに、それだけの理由で一部では放送自粛の対象にもなっていたそうですが、ああそういう意味なんだと。アルバムヴァージョンもありましたが、2009年に解散する寸前のラストライヴとなった音源の方が素晴らしいのでこちらを載せておきます。ご賞味ください。

なんかこれは、ブルーハーツやエレファントカシマシを初めて聞いた時の「うおおおお!」としか言えない感じを思い出させてくれましたね。それにしてもこんな曲調の彼らが、オフィスオーガスタ所属だったというのは意外な感じがします。

2016年の今なぜ野狐禅?というのは自分でも解りませんが、密かなマイブーム「野狐禅」あなたも一緒に始めませんか。ふっふっふ。

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