大将の店で飲んで、マスターの店で飲んで、いろいろ考えさせられるわけである

今日になって何故か、数日前に書いたFreeeへの乗り換えを断念した記事の閲覧数が爆発的に伸びているのは何故だか知りませんが、奇しくも今日はわたくし、久々に弥生会計を起動して、今期に入ってから貯まっていた経理業務を一気に片付けたのですよ。

良し悪しってことは別にしても、やっぱり使い慣れているものから新しいものに乗り換えるというのは、「普段通り」に比べると格段に時間もエネルギーも必要になるんだなと。タイミングさえ合っていれば(営業電話をかけてくるタイミングも含めて)違う未来を選んでいたかもしれませんが、とにかく今期はこれまで通りで。そしてこれまで通りが改めて快適に感じられたことに少々驚きです。

それはそうと、また違う話になるのですが。

まとまった量の帳簿つけをやり遂げたので、夕方には結構疲れてしまいましたが、早めに買っておきたい備品があったので、だらけたい体に鞭打って電器店へ向かいました。そして買い物を済ませてふと、そういやここの近くに大将の居酒屋さんがあるなと思い出して、急遽独り飲みをすることにしました。

早めの時間だったので大丈夫かと思いきや、既に仕事帰りのサラリーマンで賑わっていました。うわ、申し訳ないなと思いながらおでん盛り合わせ(小)とビールを注文したのですが、相変わらず小なのに多くて度肝を抜かれました。

しばらくして、厨房も落ち着いたようで大将とも少し話が出来たのですが、フラカンのDVDの話やライヴの話に混じって、お店の改装予定の話をしてくれました。カウンターのこの部分を改装してこの部分も厨房として使えるように、とかなんとか色々。

それでまあ、この後も時間的に混雑するだろうなあと思って、早々においとました。大将の所へ寄るのは急遽だったのですが、元々はマスターのところへ誕生日プレゼントを渡しに行きつつ飲むというつもりだったので。

それで、大将の店からてくてくと20分くらい歩いて、今度はマスターの店へ行きました。マスターの店って何処なのかは、このBlogをマメに読んでいる方なら察すると思いますが。

で、マスターのところではしばらく独りで飲んでいたのですが、後から入ってきたサラリーマン2人組が愉快な人達で、結局マスターも交えて4人でしばし同じテーブルで飲んだりもしたのです。

マスターが個性的な人なので、引き寄せられる人もどことなく個性的で、だから初対面でもいきなり話が弾んで盛り上がることもあるのですが、今日のお2人は格別に面白い方々でした。楽しくて楽しくて普段よりハイペースでビールやらワインやらシェリーやら飲みました。

お仕事をお伺いしたら、全然そういうお仕事をしている雰囲気には見えなくてとても驚きました。個人的にはその仕事は彼らのようなタイプの人達がもっと増えると社会が良くなると思うので、頑張って欲しいなあと。

それはさておいて。マスターと自分と2人だけだった時に、これまた偶然なのか、マスターがお店の改装プランについて語り始めたのですよ。マスターのお店はわたくしが初めて訪ねた時と今ではレイアウトが90°変わっているのですが、今度はそれは180°変えたいという構想なのだとか。現状とは逆に、手前に厨房とカウンター席、奥にテーブル席という配置に改装したいそうで。

そしてテーブル席の奥には小さなステージを作って、時々フラメンコを踊ってもらう、とかいう構想まであって、聞いているだけでわくわくしてきました。いや、もう、そのアイデアすごくいいと思う!是非そういう風に改装してよ!と絶賛しておきました。

まあでも、そうするためには費用が、そのためにはメニューも、そのために一人雇うことになったら、と色々具体的なシミュレーションもされて悩んでいるようでしたけど。現実的に難しい部分もあるのだと思いますが、なんとか実現してもらえたら素敵だろうなあと思っています。

その2つの改装案を聞いていて、心にひっかかったのが、ちょっとだけ高めの目標を決めたら仕事もやる気が出るということでして。ああ確かにそうなんだよなあと、完全に忘れていたことを思い出させてくれました。

そういえば昨年末のフラカン武道館だって、いくらなんでもフラカンが武道館公演をやるのは無謀でしょう、という意見が大半の中、それを目標に掲げて地道に努力をしていたら当日券まで完売するというような大成功に繋がったわけでして。

改装するためにどれだけ資金がいるんだ?無茶ではないのか?というところから、じゃあそれを実現させるためにはどれくらい稼げばいいのか、それだけ稼ぐためには何をしていけばいいのか、ということを具体的にイメージしながらリアリティを持たせていく。そういうのって大事だなあと再認識したわけですよ、酔っぱらいながら。

表向き、前向きそうで楽しそうなことばかりを毎日こうして書いていますが、本音を言うと体調を崩していた先月は、もう生きてくこと自体が無理!会社も人生もどうやって畳んでいこう、というようなことばかり考えていたのです。そこにはちょっとだけ高めの目標なんてものは有りませんでした。

愉快なサラリーマン2人組も、ワインを空けながら、「来年の愛媛マラソンに出て記録更新しましょう」「いやそれは無理…だけど出来ないのも悔しいな」と話していました。うーん、わたくしも何か掲げられる目標を早急に探そうと思います。

「大将の店で飲んで、マスターの店で飲んで、いろいろ考えさせられるわけである」への2件のフィードバック

  1. 日々、低い目標の積み重ねがあって、それが大きな目標につながっているのかな~なんて思ってたりもします。

    がんばってる人見ると、自分はがんばってないな~などと凹みがちの私・・・なので、目標のハードルは低く、なが~い目で自分を見守ってやるのです。

    ビールネタばかり喰いついてたので、たまには違うことも。
    でも、ヱビスの第二弾のは楽しみにしてま~す♡

  2. くさっきー様

    コメントありがとうございます。どんなネタでもご遠慮なくどうぞ〜。

    そうそう、自分も他人の頑張りを目にして、自分の頑張れてなさに凹むタイプです。なのでおっしゃる通り、低めのハードルをクリアすることを積み重ねていくのがいいと思います。一気に部屋の片付けができなくとも今日は机の上だけでもとか、フルマラソンは走れなくとも30分のウォーキングぐらいでもとか。

    ま、役立つ内容でもないのに毎日書くBlogは最終的にどんな高さのハードルを目指しているのか解りませんが(笑)。

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