昨日は「尾道ラーメン　一丁」というお店へ行ったということを書きましたが、その美味しいラーメンを味わいながら、福山で尾道ラーメンが食べられるということで、ふと気づいた事があったんです。

15年くらい前に尾道を訪れた事があって、その時に何も情報を持たず、ただ単に昼ご飯を求めてふらりと歩いていて、何故か気になった中華そば屋さんに入ってみたら、壁にはなんか有名人のサイン色紙がたくさん貼ってあるわ、入る時はすんなり入れたのに出る時には入店待ちの行列ができてるわで、え？ここ？なんか有名なお店だったの？と思ったことがあったのでした。

その時は、それなりに美味しい中華そばだったなあ、また食べてみたいなあ、と思ったのですが、その思いはまだ果たせていません。

そのお店の名前は「つたふじ」と言います。あの頃はまだ、尾道ラーメンが脚光を浴びてもいなかったし、その２大巨頭とされるような有名店だということも知らなかったのです。

で。一丁のラーメンを食べてから、うまくすれば福山から電車に乗って尾道へ行って、つたふじ再訪ができるのではないか？という思いが沸き上がったのですが、調べるうちに驚きの事実が判明したのです。

なんと福山には「つたふじ福山支店」があると。

ということで、場所や道順を調べて、行ってみました。駅からも離れた場所なので歩くのは大変でしたが、なんとか見つけられました。

最近のオサレなラーメン屋と言うよりは昭和な香りのする食堂みたいな雰囲気のお店でしたが、恐る恐る入ってみてカウンター席に座りました。

えーと、メニューって言っても、メインの食べ物は中華そばなのですね。餃子もありますが。おにぎりやいなりもありますが。ん？中華うどん？何だそりゃ。…どうやら中華そばのスープは同じなんだけど麺がうどんというものらしいです。とても気になりましたが、次にいつ来れるかわからないので、ここは無難にそして待望だった中華そばにしておくべきですよね。

そして出てきた中華そばがこれです。スープの色の濃さはそれほどでもなく、背脂もあるけれどゴツゴツ固まった感じ。そして例によって脂っぽい見てくれなのにすっきり。麺はしっかりした感じ。

15年前の尾道本店で食べた中華そばがどんな感じでどんな味わいで、という細部の記憶は薄れていて、ただただ思いがけず入ったらとても美味しかったという印象が強烈だったわけですが、本店と支店という違いはあるけれど今回の中華そばも非常に美味しかったということは断言出来ます。これが尾道まで行かなくても福山で食べられるとはねえ。有難いことです。しかも行った時間のせいか、行列なんて無しですよ。

ここもまた再訪したいスポットとなりました。次は中華うどん…いや、中華そば。でも中華うどんも…。