二の足でもなければ二の腕でもなく、二の丑だというのでついつい絶滅危惧種のうなぎさんを…

休日出勤をしたせいで日曜なのに土曜のような気分です。疲れてグダーッと昼前まで寝てしまいました。起きて、あっ、今日は広島原爆の日だったんじゃねーかと思い出して、8:15から大幅に遅れての黙祷を捧げることになってしまいました。申し訳ございません。

さて、今日はそういう日でもありながら、二の丑の日でもあります。並列して語るのもちょっとどうかなと思いましたが…。

二の丑と言われてもピンと来る人はそこまで多くないでしょうけど、要するに今年二度目の「土用の丑の日」のことなのです。

諸説あるようなのですが、土用というのは四季の変わり目のことで、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ直前であるおよそ18日間のことを指す言葉だそうです。元々は四つの季節全てに土用はあるのですが、現代では夏の土用のみを指す場合が多いようです。

そして、昔の暦では十二支で日にちを数えていて、今でも詳細なカレンダーなどを見ると、子・丑・寅・卯・辰・巳…と一日一日に割り振られているのがわかるのですが、その丑の日とされている日が土曜の期間中にあると「土用の丑の日」と呼ばれることになります。

で。勘の良い方は既にお気づきかと思いますが、土用はおよそ18日間なのだから12日周期の丑の日が2回ある場合もあるよね? というところがポイント。そうです、それが「二の丑」の正体なのです。

そして稀代のマーケッター平賀源内先生によって日本中、夏の土用の丑の日は競うかのようにうなぎを食べて、今やうなぎ絶滅寸前かというところまで追い込んでいるわけなんですけど。

果たして一度目の土用の丑の日(一の丑)には盛大にうなぎの蒲焼セールで大量に消費しているのに二の丑にまでうなぎを食べる必要があるのだろうかという疑問も浮かぶのですが。

いやあ、やっぱり盛大にセールやってました。うなぎ。近所のスーパーでは、台風が近づいているからということで、店頭の仮設テントで延々焼きまくる販促イベントは中止にしたようでしたが、店内にはかなりの量の蒲焼が並べられていましたねぇ。

売れ残って半額になっていましたけど。でもそれでもいいお値段です。

いややっぱここは、うなぎ絶滅をさせないために、まだ認知度が低い二の丑の日くらいは我慢すればいいんじゃないの? とかも思ったりしたんですけど、結局わたくしも、お一人様にちょうど良い小さな弁当のうな丼が半額だったので買ってしまいました。

だってもうこのうなぎ、成仏されてるんだもん。わたくしが食べるか、誰かが食べるか、廃棄されるか、しか選択肢がなくて生き返って海を泳ぐことは有り得ないのだから。この段階まできたら、有り難く頂くしかないですよ。

なので生産段階でどうにかしないと、うなぎ絶滅への道は絶たれないわけなんですけど、これ、でもやっぱり小売の段階で需要があるからって大量発注かけられたら捌かないといけないわけですし。来年の売り上げ目標を下方修正させるために今年買わないというくらいしなければならなかったのでしょうか、ねぇ。何はともあれ、うなぎさんご馳走様でした。

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