6年目を迎えた東日本大震災の日はなるべく静かに穏やかに過ごそうとした

今日で6年経つのだそうです。あっという間の6年であり、着実に復活を遂げようとしている6年でもあり、でも全然復興は進んでいないようにも感じる6年です。今日はできるだけ静かに過ごしました。と言っても黙祷を捧げてベルマークを仕分けた以外は普段通りという感じですが。

最近、たまたま見かけた被災者の方の言葉で、「忘れない」なんて言うのは外野からの視点で、当事者としては「忘れたくても忘れられない日」であり、身近な誰かの命日でもあるのだから、というものが心に深く刺さりました。

誰かのために何かをしなければ、という焦燥がどこかしら浮ついたお祭りごとのようになってしまう違和感が自分の中にもあって、その原因って、その言葉が示す通りのことなんじゃないのかなあ、というのが普段通りに思い至った理由でもあります。

偶然なのか、これまでチャリティーイベント的に限定商品を販売したりセールをやっていたような企業が、今年からは取り止めますという告知を出していたのを2、3見かけました。ただ、社内で募金を集めて寄付をしたりという活動は続けるとのことで、それも一つの考えとして間違ってはいないと思いました。昨年で5年というのが一つの区切りになったというのもあるでしょうし、もっと経費的な問題なんかもあるのかもしれませんが。でも、復興支援も防災意識も特別なものではなく日常の一コマとして定着するのであれば問題ないように思えます。

しかしそれは縁が薄い個人や企業としてはともかく、自治体や国がそういう言動に出る時期としては明らかに早すぎると思います。「復興は着実に進展していることを実感」されているようですが、さらなる手厚い支援を一人の国民として強くお願いしたい限りです。

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