誰でも気軽に被災地支援!ベルマークを集めようぜ

今日は3月11日。東日本大震災から今日で4年の月日が経ちます。大きな地震と津波によって沢山の方々の命が奪われました。昨日3/10付けの警察庁の発表によると、死者は15,891人にのぼるとのこと。そして4年経った今も行方不明の方はまだ2,584人もいらっしゃるのだそうです。また、現在もなお仮設住宅に住まわれている方が大勢いらっしゃいます。復興どころか復旧さえもままならないのが現実です。震災は終わってなんかいません。

4年前、あの惨状を見聞きして、自分に一体何が出来るだろうと考えたり人の意見を求めたりしました。一日も早い復旧の為、災害ボランティアに駆けつけるのが最善かもしれないが、そういうことが出来る時間もお金もないしと狼狽えて無力さを感じたりもしましたが、ある時に目に留まった「今すぐ直接的な支援が出来ない人は、出来る時が来るまで普段通りに生活しながら力を蓄えておくこと。そして決して忘れないこと」という言葉に気持ちが救われたのを覚えています。

ここ四国に住んでいると、元々東北とはどこか縁遠い印象があって、知り合いでも居なければあまり交流を持つこともありません。なのでまだまだ支援が必要であるという現状を知る機会も少なくて、どうしても忘れがちになってしまいます。だからこそ、まだまだ爪痕は癒えていないのだということは意識的に思い出すようにしています。

さて今日は、そういう日でもあるので、一通の封筒を送る準備をしました。封筒の中味はベルマークです。そうなんです、わたくし、独り身で子供もいないのに、せっせとベルマークを集めているんですよ。

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小中学校で集められていてご存知の方も多いと思いますが、ベルマークというのは、協賛会社の商品についているベルの絵がデザインされたマークです。これには点数がついていて、集めると学校で例えばボールだったり楽器だったりというような、主に教育用の備品を購入することが出来るものです。学校で集めていなかったとしても(わたくしも出身校に在籍していた当時は集めていませんでしたが)普段の生活で一度はマークを見たことがあるのではないでしょうか。

通常これは、学校で集めて、それをPTAで集計します。その集まった点数によって、購入品を申し込んで手にすることができます。しかしこれは学校単位でないと受け付けてくれません。なぜなら参加資格自体が学校のPTA、もしくは公民館や大学と限られているからです。ですので、たとえベルマークの点数に1点1円の価値があっても、個人で集めた1000点を使って個人で1000円分の備品を買うことはできません。

だからそもそもの前提として、ベルマーク運動に参加している学校に通う子供がいる(または公民館のある地域等の)世帯でないと、ベルマークを集めたりはしないのですが、わたくしはこのベルマークで寄付が出来るということを知り、東日本大震災をきっかけに集めるようになったのです。

方法は簡単です。マークを集めて下記の宛先に郵送すればいいのです。

〒104-0045
東京都中央区築地5-4-18 汐留イーストサイドビル7階
公益財団法人 ベルマーク教育助成財団 震災寄贈マーク係

注意する点がひとつありまして、ベルマークには協賛会社の商品によって違うベルマーク番号がついています。先方での集計作業を円滑にするため、送る際は同じ番号のものだけを集めて小さな袋や封筒などに小分けして、それらを大きな封筒にまとめて送って下さい。点数の計算は財団のほうでして下さるので不要です。

震災寄贈マークと明記することで、個人で集めたベルマークも被災地の学校へ寄付として割り振られ、有効に利用してもらえます。なお、被災地以外にも海外への支援等の用途での個人寄贈も受け付けているそうなので、そちらへの支援に興味がある方は財団へお問い合わせください。

と、こういう記事を書きましたが、わたくし自身は購入したものにたまたまベルマークがついていた場合に切り取って貯めているだけです。例えば今回送るのはこんな会社のものでした。

●好きでよく食べているチキンラーメン=日清食品
●前の職場で昼飯に買ってた最寄りのコンビニのおにぎり=ファミリーマート
●近くのドラッグストアで一番安い電池=東芝
●たまに買う珍しい味のポテトチップス=湖池屋
●ビールのお供に時々買う魚肉ソーセージ=日本水産

協賛企業側からすれば、ベルマークがついているからここの会社の商品を買おう!となったほうがいいのでしょうが、そういう考えには至っておりません。ごめんなさい。

気づかなければ捨ててしまう商品のパッケージが、ベルマークを見つけて切り取る、貯めたマークを番号ごとに小分けする、まとめて財団へ送る、という小さな一手間を3つ加えるだけで災害に遭われた子供達の役に立つものに変えられるのです。その手間、惜しくないと思われた方は是非やってみてください。

そして今回ベルマークについて調べていると、さらに簡単に寄付ができるシステムを発見しました。ウェブベルマークだそうです。普段ネットショッピングしているサイトを、ここ経由で利用するだけで自己負担無く支援が出来るのだとのこと。Yahoo!ショッピングや楽天なども参加しているそうなので、それらで普段買い物をされている方はお試し下さい。

では今日は震災で犠牲になった方のご冥福をお祈りし、被災地の一日も早い復興を願って記事を締めたいと思います。

「誰でも気軽に被災地支援!ベルマークを集めようぜ」への4件のフィードバック

  1. 集めてしまったベルマークを台紙に貼るかどうかなど、具体的な作業で困ってました。こういう方法があるのですね。わかりやすかったです。東北支援、少しですが続けてみます。ブログ(休止中ですが)で紹介させてください。よろしくおねがいします。

    1. hezihanyu様

      はじめまして。コメントありがとうございます。少し前に書いたものですが、お役に立てたようで嬉しく思います。当Blogのこの記事、というよりもここに書いた被災地支援の方法という内容をできるだけ多くの方に知って欲しいと思っておりますので、是非hezihanyu様のBlogでもご紹介頂ければと思います。こちらこそよろしくお願い致します。

      1. YANO様
        了承ありがとうございます。僻地ブログですが地味に作業している人が見つけてくれるといいなと思います。今日は集めたベルマークを届けてくれた人がいました。かなり久しぶりで、なんというタイミング。さっそく仕訳しなくちゃ、です。ではではまた。hezihanyu

        1. hezihanyu様

          早速ありがとうございます。リンクから書かれた記事も拝見しました。わたくしの日々とりとめのないBlogよりも、支援活動を実践されている方が読まれているように感じたので、さらに広く有効に伝わっていくことを願っております。

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