土地の売買経験や不動産関係の知識があれば常識でしょうが、地権者が誰なのかを知るにはどこ行けばいいの?

得意先PCが結局ハードディスク交換のため修理に出さねばならなくなり、そのお陰で頼まれていた仕事の〆が9月末から延期になったので、ぽっかりと時間のゆとりが出来たような状態になっています。しかし月末というか会社は年度末で決算を控えており、すべきことは山盛りなんですが。

そうでありながら、今日はふと思いついて、来月になったら手をつけようと思っていた調べ物に当たりをつけてみることにしました。9/17に少し触れているのですが、実家の土地の権利関係についての云々。

あんまり詳しくは書けないし、またその手順についても解説できる程には理解出来なかったので、日記的にメモ的に綴って置いておくことにします。もし検索等でこの記事がヒットした場合ほぼお役には立たないと思いますので、お時間が許される場合のみご覧下さいませ。

で、その時に書いた「権利がおかしくなっている問題」なのですが、家の前の私道の地権者は誰だ?というのを調べるということが、まず初めにやるべき課題でした。

問題をもうちょっと踏み込んで書きます。その私道を囲んだ6軒の家が、それぞれ家の前の部分を6分割してそれぞれ所有している、というのが両親を含めそこの住民の認識だったのだそうです。しかし、その内の1軒が相続のため遠くの親戚の方へと権利が移り、その方が登記の際に「路地の所有権は6軒の家が分割所有しているのではなく、少し離れた場所の或る企業が一括して所有していることが判った」と伝えてきたのでした。

それを聞いた両親も向かいの家のオーナーも寝耳に水で、なぜそんなことになったんだろう、その企業が一括所有する理由に全く心当たりが無い、もちろん路地部分だけ転売・譲渡した覚えも無い、と驚愕したそうなのですが、何かの間違いだろうと特に何も対処しないまま過ごしていたそうです。

で、現在は空き家状態になっているその実家をリフォームしたいと言っていた親に、いつするの?やめたの?と尋ねたところ、その路地の所有権のことが引っかかって、リフォームするより売却してしまおうか悩んでいると言われ、その問題のことをようやくわたくしも知ったのでした。

本当に路地の地権者がその企業ならば、その企業の支店がある土地を元々持っていたのがこの近辺が地盤の政治家の家系で、この路地に下水道の配管工事を行う際に少し揉め事があったそうなので、その政治家が便宜を図る代わりに地権者となったということが考えられる、などと親が話すのですけれど、もしそれが真実ならば無断で他人の土地を自分名義に登記したということなので、犯罪じゃないかと思うわけですよ。だったら裁判でもして登記の無効を主張して取り返さないと。

しかしこの一連の話、人からの伝聞ばかりで確証に乏しく、ならば先ずは現在の路地の所有者は誰だ?ということをはっきりさせておかなければ始まりませんよね。

それはどうすれば判るのか。調べたところ不動産登記のことは法務局へGO!でした。

土地の売買契約はお金を払った、契約書を交わした、だけでは不十分で、この土地の所有者はこの人ですということを法務局へ登記することが必要なのです。それをしてやっと、この土地はこの人が所有しますということが証明されるのです(便宜上この人と書きますが、法人の場合もあります)。

なのでこの土地の現在の所有者はこの人ということも、前の所有者が誰でいつ売買したかということも、抵当権が付いた後に差し押さえられて競売にかけられたということも、すべて法務局に不動産登記のデータとして残っているのです。そしてなんと、そのデータは原則誰でも手数料を支払えば見ることが出来るのだそうです。

それで今日、法務局へ出向いたのですが、まず問題の路地を特定しなければなりません。家には住所があり番地が割り振られていますが、路地に番地なんてあるのでしょうか。

で、尋ねて解った事。土地には郵便物を送る際に宛先として書く住居表示とは別に「地番」というものが割り振られているのだそうです。不動産登記はこの地番ごとに管理されているので、まず調べたい土地の地番を確定させる事が必要との事。

法務局の不動産登記窓口にはブルーマップと呼ばれる、地番を書き足した住宅地図が置いてあるので、大体の住宅地などではそれで地番を確認する事ができます。しかし調べたい路地にあたる部分には地番の書き足しがありませんでした。その場合はまず、「地図・地図に準ずる図面」の証明書を交付してもらい、目安となる地番周辺の細かい地番を確認します。ちなみにこの証明書の交付に今回は450円かかりました。

…おっと、読むのも疲れますのでここらで一旦切っておきます。大したオチではありませんが気になる続きはまた明日。

 

 

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