祝!北海道新幹線開通、というタイミングにかこつけて竜飛海底駅を訪れた思い出を中途半端に自慢

今日は北海道新幹線が開業したというニュースを耳にしました。新青森駅から新函館北斗駅までの区間だけですが、青函トンネルを通って北海道にまで新幹線が走ることになります。即ち、北海道から九州まで日本列島が新幹線で繋がった…っていう報道は「はいはい、また四国スルーね」と軽く流しておきました。

北海道新幹線は構想から43年の夢がようやく実現したのだそうで、地元では歓迎ムードで湧き上がっている様子もニュースになっていました。どうにも景気低迷から抜け出せない感じや、JR北海道の経営状態などを見ると、不安材料も多々抱えているようですが、地域に賑わいを取り戻す絶好のチャンスを運んでくる鉄道になって欲しいなと思います。

それで、開通のニュースを聞いて思い出したのですが、わたくし2年半前に函館を旅したのですよ。正確に言うと目的地は函館ではなかったのですが、羽田乗り継ぎの飛行機で函館空港まで飛んで、函館で2泊したのです。その旅は北海道新幹線と大いに関係がありました。

目指した場所はここでした。廃止間近の竜飛海底駅。

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なんじゃそれは?と思われる方が大半でしょうが、実は青函トンネルの中にはかつて2つの駅があったのです。ただ、その駅では自由に乗降ができるというわけではないので、厳密に言うと駅ではありません。本来の目的としては緊急時の退避・脱出場所としてや保線基地、維持整備に必要な機器の配置場所として設置されていたものです。

青函トンネル開通後はそれらを、北海道寄りの方は吉岡海底駅、青森側の方を竜飛海底駅と名付け、世界でも珍しい海底鉄道トンネルの見学スポットとして一般公開されていたのですが、2014年の3月に廃止されてしまいました。

そのうちの吉岡海底駅の方は2006年頃から営業休止状態になっていて、そのまま一般立ち入りが出来ないまま廃止となったのですが、竜飛海底駅の方は廃止が決定されてから3ヶ月くらいは見学できるチャンスがあったので、意を決して旅立ったわけです。

と言っても、竜飛海底駅には誰でも降りられるわけではなくて、事前に見学整理券(¥2040でした)を購入しておかなければならず、定員は30人程度の見学コースが一日2回だけ。廃止のニュースが流れてからはわたくしと同様に全国のマニアが申し込みに殺到したので、この見学整理券を手に入れるのが至難の技でしたね。

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しかしいろいろ調べたら、見学日の1ヶ月前が整理券の発売開始日で、電話やネットでの予約はできず駅の窓口での取り扱い。そして窓口は駅によって営業開始時間が異なり、全国で最も早く開く窓口は午前4時からで、最寄りの松山駅は午前4時50分から営業ということがわかり、狙いを定めた日に4時頃から家を出て、無事に手に入れたのでした。

ところで、なぜこの竜飛海底駅が廃止されることになったかというと、北海道新幹線の工事のためというのが理由の一つだったんです。この画像が分かりやすいかと思うので載せておきます。プラットホームの写真です。

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人でも立っていると狭さが判りやすいでしょうけれど、狭すぎてとにかく危ないから列車が近づいたら脇の待避所に引っ込んでくださいとキツく言われるくらいの狭さなのです。

そしてホームの列車側の端の方は白っぽく色が違って見えますよね。実はあの部分は国からの安全指導で後から足したのだそうですが、新幹線が通るようになると(在来線列車より線路の幅も広くなるので)邪魔になるから削らなければならないのだそうで。なので安全に見学させることもできないという事情もあったのだということです。

…なんかこういう写真とともに思い出を振り返っていたら夜が明けてしまいそうになりますので、行ったよという自慢だけして今日は終わろうと思います。せっかくの思い出なので旅行記にでもまとめておきたいなあ。

ちなみにこの時の見学コースではホームから避難スペースを経て体験坑道展示場から斜坑ケーブルカーに乗って地上の青函トンネル記念館までの往復を見て回りました。実は駅は廃止されましたが、陸路から青函トンネル記念館と斜坑ケーブルカーで体験坑道までの見学は現在でも可能なのだそうですよ。先ほどのホームまでは立ち入りできませんが。興味のある方は訪れてみてください。青函トンネルが先人の英知や努力の結晶なのだということも、北海道新幹線の開通も悲願だったのだということも良く解りますから。

四国からでは乗る機会を作るのも一苦労ですけれど、でもいつかはと妄想しながら心より北海道新幹線の開通をお祝いしたいと思います。そして一日も早い札幌延伸にも期待しています。

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