Apple信者によるApple MUSICを一ヶ月使ってみての感想

今朝は小雨の中を得意先事務所へと急いだわけですが、着いて間もなくとてつもない轟音とともに激しい雨が降り始めました。出掛ける間際に降り出したので、アンラッキーだなと思いましたが、結果的にあの豪雨の中を歩かずに済んでラッキー、となりましたよ。

昨日までの楽しい旅の余韻から、抜けきれないと言うか抜けたくない感じでもありましたが、板挟み業務も淡々とこなしまして、ゆるり緩やかな9月のスタートとなりました。

さて、それはそうと9月1日。区切りついでに書くべき事はいろいろあるでしょうが、わたくし先月1日にApple MUSICのトライアルメンバーシップに登録したので、1ヶ月利用してみての感想などを綴ってみようと思います。

登録した日にも少し触れましたが、現時点では、このまま残り2ヶ月のトライアル期間も使い倒して、そのまま有料メンバーシップを続けていくだろうなという感じです。

もっとも、この1ヶ月というのは、大半を出張先で過ごすという特別な環境でしたので、ずっと自宅をベースに生活するサイクルだったら、利用頻度や感じ方は違っていたかもしれません。

でも一応、出張先でも自宅や事務所と同じように仕事できる環境にしたいので、iPod touchやiPadだけではなく、MacBook Proと外付けHDDまで持参していました。ネット回線もホテル備え付けのWi-Fiを使う時もあれば、繋がりにくくて普段のWiMAX2+を使う時もありました。そんな環境での話です。

ではApple MUSICを利用してみて良かった点。

おすすめのプレイリストやアルバムの候補を表示させる仕組みの出来が良すぎる!

もうこれに尽きるかもしれません。この機能に月額980円払うのは決して高い買い物ではないのでは?と思います。

Apple MUSICに登録すると、Mac OS XだとiTunes、iOSだとミュージックアプリに「For You」というタブが追加されるのですが、ここを開くと「何で知ってんですか!」と叫びたくなるくらいに、自分好みの音楽の再生ボタンが待ち構えているわけですよ。

あ、プレイリストっていうのはですね、40代くらいの方なら身に覚えがあると思いますが、いろんな曲を録音してマイベストセレクションとか恥ずかしいタイトルをつけたカセットを作るのを、トコトン洗練させたようなものです。解りにくい例えですね。

今も「はじめてのINXS」「カート・コバーン・トリビュート」「レディオヘッド:隠れた名曲」「コールドプレイが影響をうけたサウンド」「ヒットメーカー:ダニエル・ラノワ」「エルヴィス・コステロが与えた影響」などと題されたプレイリストが続々と表示されるわけですよ。それで気になったものをクリックすると、そこに集められた色々な曲を気軽に聴くことができるのです。ある意味、某レコ屋の店員さん渾身の手描きPOPより良い仕事してくれます。

もちろん、そういう様々なテーマに沿ったプレイリストだけではなく、オリジナルアルバムの曲順そのままに、ポンと投げかけてくれることもあります。そして、そういうのを試しに聴いていくと、そのアルバムに関連した作品をどんどんと呈示してくれます。なので聴けば聴くほど賢くなってって、そうそう!そのアルバムも気になってたんだよ!というものをどんどん出してくれるようになります。

なので最近は、その中から学生の頃に興味があったけど買いそびれていた昔のロック名盤なんかを一枚選んで、枕元のiPodで流しながら眠りに就いたりしています。ささやかな喜び。ある意味、某レコ屋の試聴機より良い仕事してくれます。

個別に購入しなくても、端末にダウンロードしてオフラインで聴ける!

これ、予想外に素晴らしい機能だと思うんですけどね。先ほどのFor Youタブ内で気に入ったアルバムに出会ったとしますよね。例えばわたくしは、今や時代の寵児となってしまった「ゲスの極み乙女。」のアルバムが気に入ってしまったのですが、通常だとこれはインターネットに接続している状態でないとApple MUSICでは聴けないわけです。

ですが、メニューを開いて「オフラインで再生可能にする」を選択しますと、すぐにダウンロードを開始して端末に曲データを保存してくれるのです。ありがたいことにライブラリを統合させておけば他の端末にもいつの間にかダウンロードされているという便利機能付き。

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容量の大きなiPodにじゃんじゃんダウンロードしておけば、WiMAXが圏外になる船旅やトンネルの多い電車旅などでは重宝しますね。データ通信量制限を聴く度に気にするなんてこともなくなりますし。ある意味、某レンタル屋より良い仕事してくれます。

ただし、そうやってダウンロードした楽曲については、プレイリストに入れてCDに焼くという手を使う事は(当然ですが)出来ないようでした。まあ仕方ないですよね。

と、いいことばかり書きましたが、当然不便に思った事もあります。

ライブラリを統合すると、自分でCDから取り込んだ楽曲の扱いが解りづらくなる!

これはサービス初期のバグみたいなもので、後々改良されていくものだと信じておりますが。これまで自分で購入したCDを読み込んでiTunesで管理していた楽曲のデータとApple MUSICで気に入ってマイミュージックに登録した楽曲やオフライン再生できるようにダウンロードした楽曲がライブラリにごちゃ混ぜで表示されるようになります。

そのせいで例えば、MacにCDから取り込んだ楽曲だけど、Apple MUSICには対応していない(取扱の出来ない)楽曲なので、iPadでは再生出来ない、というようなことにも出くわしております。まあそういうのは年額3980円のiTunes Matchというサービスにも入ったりすれば、回避出来るのかもしれませんが。このiTunes MatchはいずれApple MUSICと統合されるであろうと予想されているので、もう少し待てば上手く変化してくれるかもしれません。

あと、初期バグだとこれも思いますが、iTunesライブラリをApple MUSICのものと統合することによって、アルバムのアートワークがおかしくなるという報告があるそうなのです。

そんなのレアなケースだろと思っていたら、わたくしのライブラリにも謎の間違いが見つかりました。ああ、大江千里様が。絶対にこんなジャケ写じゃなかったはず。何故にこんなことに。

AppleMUSIC

というようなことに気づいたわけですが、まだまだ一ヶ月ですので、もう少し使いこなして気づいた事があればまた紹介しようと思います。

今手持ちのCDなんかの音源で充分に満足していて、新旧問わず新しい音楽を貪欲に探す気も無くて、というような方なら、登録しない方が音楽の管理アプリとして有能に思えるかもしれませんが、新旧問わず新しい音楽を貪欲に探して楽しみたいという方には、悩む間もなくメンバーシップトライアルに登録するのが良いのではないかなと思いました。

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