光回線版のMVNOみたいな「光コラボレーション」の勧誘電話を断ったのだけど後で検索したら色々危なかったかも

得意先社長から謎の伝言がありました。「NTTから電話があって、プロバイダ?変更手続きでインターネットの料金が安くなるという話をされたのだが意味がわからないので担当者(わたくしのことらしい)のいる時間に再度電話して欲しいと伝えたから、今日14時頃かかってくると思うので応対よろしく」と。ははーん。

まずNTTがそんな電話をかけてくるわけないよなー、とピンときたので、ひとまず他の仕事をしながら14時が過ぎるのを待ちました。そして5分ほど過ぎて電話のベル。

先方が名乗ります。聞いたことがないけれどもIT系の企業にありそうな言葉をつないだ社名でした。しかしその社名よりもまずその枕詞の、「NTTフレッツ光の販売代理店の」というところに注目です。社長、NTTじゃないですやん!ここ大事なところ。

そして、お使いのインターネット環境についてご確認なのですが、フレッツ光はマンションタイプですか?ファミリータイプですか?と聞かれたので、ファミリータイプと。プロバイダはどちらをご利用ですか?と尋ねられたので、Yahoo! BBである旨を伝えました。

で、要するにYahoo! BBのプロバイダ契約を解約し、その会社が販売したいナントカ光(名前は伏せておきます)に乗り換えれば、フレッツ光の回線使用料も一括でナントカ光から請求することになり、料金が安くなる、というのです。

ナントカ光のことも初耳でしたし、何よりYahoo! BBを解約することは得意先事務所がメインで使っているメールアドレスを変更せざるを得なくなるので、その点は過去に得意先社長と確認済みのため丁重にお断り申し上げて電話を切りました。

不勉強でわたくし今日調べるまで知らなかったのですが、携帯電話のMVNOみたいな感じで、光回線も東西NTTのフレッツ光を借り受けて参入できるようになっていたんですね。それでプロバイダ事業と回線事業を一括で取り扱い、フレッツ光+別のプロバイダという形よりも安く提供することができるという事業者が増えているのだそうで。こういうのを光コラボレーションモデルと言うのだそうです。

例で言うとNTT docomoのドコモ光なんかがそうですね。東西NTTからフレッツ光の提供を受けてNTT docomoが光通信サービスを独自に提供する(docomo携帯ユーザーに特典などをつけて)という具合です。これ実は、auはKDDIの回線とセット割なんかが自由にできるのにNTTは法規制でdocomoとのセットが許されない、というところから生まれた制度らしいです。詳しくはわかりませんが、らしいと聞いた話で。

そしてその際は、携帯電話のMNPのように「転用」という手続きをとって、転用承諾番号を発行してもらえば、ひかり電話番号などは変わらず宅内工事も(ほとんどの場合)無く、事業者の変更ができるのだそうです。手続きは割と簡単で、日数もそうかからないのだとのこと。

で。で。

敢えてナントカ光と名を伏せているわけですが、そのサービス名と電話で告げられた会社名で検索してみると、まあまあ悪評が。

今回の電話対応では、すんなりお断りもできたので問題はなかったのですが、得意先社長のようにあまり回線事業者やプロバイダについて詳しくない人に、理解があやふやなまま強引に契約変更を勧めたりしてトラブルになったという事例などもヒットしましたね。

特に驚いたのが、この転用承諾番号の取得なんかもウェブ上で出来るものですから、PCを遠隔操作して手続きをしたという体験談があったりしたことです。

遠隔操作なんて言うとちょっと恐ろしいですし、多分そこまでやると法に触れるはずですので、おそらく画面共有だと思いますが。

画面共有というのは先日わたくしもiTunesの不具合検証のためAppleサポートで体験したのですが、自分のMacの画面を電話の向こうのサポート担当者も一緒に見ながら、カーソルで「ここを操作して下さい」というふうに指し示したりできる機能です。うまく使えばPCの操作を説明するには非常に便利です。

そういうものを使って、転用手続きの手順を電話と画面で教えてもらいながら契約の変更手続きができてしまうんですね。そして後から契約締結済みの書面を送付して完了ということなんだそうですが、やはりよく解らないまま言われた通りの操作をして手続きしたけれど考えなおした、というような体験談も幾つかありました。その中には解約を申し出たら高額な違約金を請求されてしまったので絶対にお勧めしません、というような書き込みもありました。

あとそれから、フレッツ光も長期利用すると割引があったりするので、転用によって安くなると言っても場合によってはそこまで大幅な節約にならないこともあるそうです。そこはしっかり試算してから決めたいですね。

そういうことも含め、光コラボレーションの登場により一時期なりを潜めていた光回線の「悪質な」勧誘がまた最近増えてもいるようです。お得だという言葉に惑わされず、NTTからと誤解させるように名乗る業者は信じず、わからないならその場で一人で決めず、自分よりも知識がある信頼できる人に相談して下さいませ。

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