朝から事務所は大騒ぎでした。大家さんには申し訳ないけれど、わたくしと同い年くらいの築年数アパートですからね、そりゃガタがきてるのは当然なんですが。あ、便系の汚い話なので苦手な方は読まれませんようご注意ください。
事務所のトイレは水洗ですが浄化槽式なので、庭の地下に埋め込まれた浄化槽へと汚水が流れ込むようになっています。各部屋のトイレから流れ出た汚水は、玄関前のセメント張りの部分の下に横たわっている少し太めの排水管へ流れ出ます。そこには各部屋からの汚水が集まって、そのまま浄化槽へ流れていくという具合です。
玄関前の下の排水管には、事務所の部屋と隣の部屋との間くらいにLPレコードくらいの大きさの蓋があって、点検や清掃ができるようになっているのですが、今朝、その蓋の周りが不自然な水浸し状態になっていました。雨が吹き込んだにしては水の流れが逆方向で。
そして事件は起きました。ええ、トイレを使用した後に。ふと玄関へ出てみると、なんか茶色く染まった紙くずのようなものが排水管の蓋の周辺に、もわわーっと散らばっていて妙な臭いが。
あ、これ、何年か前に見たあれじゃないか!と気づいたのですが、どないしようと狼狽えているうちに、お隣さんの方からトイレの水を流す音が…。
あ!溢れ出る!溢れ出てるよ!水圧が蓋を持ち上げているよ!
書いてて気持ち悪くなったので止めます。
その何年か前の時は、さらに隣の部屋に住んでいた大工さんが全部処理してくださったのですが、その方はもうこのアパートにいらっしゃらないので大家さんが業者さんを呼んで清掃して下さいました。機械で詰まりに詰まったものを吸引して、洗浄して、なんとか元通りに使えるようになったのですが、その間トイレも使えないので銀行巡りなどの予定を前倒しして出掛ける他ありませんでした。
しかし業者さん曰く、排水管が波打ってしまってるからものすごい詰まり方だったとのことで。波打ってるってどういう事?と思って尋ねると、排水管自体が老朽化しているし、通している部分の近くに車を停めたり大雨で土が流れたりしてるうちに、同じ深さに通したはずの排水管が上から下からの力で歪んでしまってるんだよ、との答え。なのでそのうちまた詰まってしまう可能性は高いと。
うーむ、また一つ、事務所を引っ越したい理由が増えてしまったではありませんか。とはいえ根本的に、個人で借りるのと同じくらいの費用で法人の登記も許可してくれる物件なんてなかなか無いんですよね。少なくとも大手の不動産屋では断られましたから(そりゃ高い手数料を得るのが彼らの仕事ですからね、仮に大家さんがOKでも)。
ま、もっと稼げるまでは我慢かなあ。快適な事務所のためにも頑張ろ。