きっと極上の照れ隠しなんだろうと感じる岡崎体育の素敵な作品群に打ちのめされ続けたい

なんか今日は他に書くことがあったような気がするんですけど、頭の中で鳴り止まない音楽のことを記しておかないと何も始まらず何も進まない気がしたので、そのアーティストのことを書いておきます。彼の名は岡崎体育。

5月30日の記事で「ヤバイTシャツ屋さん」というバンドを紹介した際にも触れましたが、ヤバイTシャツ屋さんのヴォーカリストこやま氏は寿司くん名義で映像作家もやっていて、この岡崎体育さんのミュージックビデオの監督も担当しているのです。

しかし、世間的にはそのミュージックビデオが話題となって、テレビなどでも岡崎体育が取り上げられてブレイクしているそうなので、ご存知の方には今更という感じもあるでしょうね。そして、岡崎体育さんのミュージックビデオを撮った人がやってるバンドなんだって〜とヤバイTシャツ屋さんを知るというルートが一般的なのだとか。逆ですまんね。

それで、岡崎体育さんの知名度を一気に上げたのは「BASIN TECHNO」というアルバムにも収録されている「MUSIC VIDEO」のミュージックビデオなのですが、いわゆる「あるあるネタ」で埋め尽くされたユニークな作品なのであります。5/30にも動画を貼り付けてるけどもう一度貼っておきましょう。

いやこれ何回見ても笑える。何回も見ていると、あれ?何かを拾って振り返る〜の時に拾った何かってビンタされとけ〜の時に車のダッシュボードに飾ってたやつ?とか、あれ?あのラーメン屋の見習いぽい奴ここでもまだ落ち込んでる?とか新たな発見をしてしまうので、さらに何度も見てしまう仕様です。

アホっぽいお笑いソングのように見えて、「ゆるぎなき制作意欲は作り手の願い/狂いなき眼差しは受け取り手の思い/一億人に届け MUSIC VIDEO」という歌詞は胸にグッときます。ああ、やっぱり真剣にバカをやる熱い人なんだなあと伝わってきて、好きですこういうの。

それからもう一曲別のお気に入りを。「FRIENDS」です。クスッと笑えてちょっとジンときそうなところをガハハと笑って照れ隠しするような感じがいいですね。バンドざまあみろ!

「この曲が終わってしまえばただの布切れだけど僕らFRIENDS FRIENDS FRIENDS大切なFRIENDS FRIENDS FRIENDS友達〜」の部分がすごく好きでして、泣きそうになります。だってねえ、「この曲が終わってしまえばただの布切れだけど」であると同じように誰もがこの命が終わってしまえばただの肉塊だけど、なのですからね。でも大切なFRIENDS。

この曲も監督は寿司くんことヤバTこやま氏ですが、バンドざまあみろ!連呼のところでヤバイTシャツ屋さんのCDを映しているのが笑えますね。

と、このあたりの曲を紹介しておいて終わると、なんだかシンガーコミックソングライターということで終わってしまいそうなんですが、前述のアルバム「BASIN TECHNO」にも収録されたインディーズ時代の曲「スペツナズ」あたりを聴いてみると、えっ?これ、同じ人なの!と思ってしまうほど、真面目な路線の曲だったりします。シリアスなテーマを熱く歌うことをオモロではなく洒落た感じで淡々と照れ隠ししたのかなと推測します。

そして、今、本当にわたくしの頭の中から離れようとしない名曲中の名曲だと思えるのが「鴨川等間隔」です。このタイトルは、京都の鴨川で河川敷に座っているカップルはなぜか等間隔で並んでいるというネタを意味する言葉なのですが、またしてもそういう関西圏のお笑いソングかと思わせておいて、とてつもなくセンチメンタルなメロディと、モラトリアム真っ最中なモヤモヤとしたカッコ悪い青春を切り取った歌詞に胸をズキューンと撃ち抜かれました(これ多分くるりのオマージュというかリスペクトというか、なのでしょうけど)。

いやあ、この才能。すごいすごい。でもこの才能って、もんのすごい努力の上にそびえ立っているんだなあという匂いもします。世間よ、単なるオモロい一発屋アーティスト扱いで終わらせるなかれ。

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