神山ワールド炸裂!「わしの研究展」と「中規模回顧展」を観て「便所哲学のススメ」を聞く

早めに寝たので8時半に起きてもたっぷり寝られました。いやいや、一般的社会人からしたら寝過ぎでしょう。そして昼間にだって何度も入団の誘いを受けましたし(入団って布団への入団です)。

今日は夕方というか夜になってから、時々足を運ぶギャラリー・リブアートを訪ねました。こちらでは現在、神山恭昭さんによる「わしの研究展」と「中規模回顧展」が同時開催されています。会期は9/29(火)まで。

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「わしの研究展」は、松山百点という小さな雑誌の連載記事の原稿や、使用した資料などを展示するというなかなかマニアックな個展です。その研究内容も、例えば「平和通りを東から西へ向かって自転車で走るより西から東のほうが心臓がバクバク言うのは何故か」というような疑問を、血圧を測ったりしつつ解明していくというようなものなのですが、結局東向きの上り坂だからというオチがついていたりして、でもそれを真面目に丁寧に「研究」する姿勢がクスッと笑えるのでありました。

「中規模回顧展」のほうは、1989年から2015年にかけての作品をダイジェストで紹介している展示でしたが、力作の「携帯別荘シリーズ」をわざわざ展示用にミニチュアを作ったりしている努力が泣かせます。もっと大規模でもいいだろうに敢えて中規模に収めているバランス感覚はさすがだと思いました。神山さんの作品は色々見させてもらっているので、懐かしさも感じました。

わざわざ今日その時間に行ったのは、ミニ講演会「便所哲学のススメ」というスペシャルイベントがあったからです。1回目の24日には出張で不在だったので、2回目の講演である今日駆けつけたわけです。

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一度、弁士として講演をしてみたかったとのことで企画されたものですが、まあいつもの絵日記朗読のような不思議で面白くて味があって一見役に立たないようにも思えるスレスレのところに球を投げてくる感じの30分でした。いつものことながら、あふれるアイデアと形にするエネルギーのすごさに脱帽してしまいます。

今日はその講演のあと、トムトム氏による音楽演奏もありましたが、神山さんの作品に囲まれた空間で、高浜の海辺で拾った流木やら空き容器やらを楽器にしての演奏で、これが時間が経過するごとに作品世界と溶け合っていくのが奇妙であり心地よくもあり、でした。

こんな強者たちと何をやればいいのか参った参ったというのが正直な感想なのですが、わたくし10月17日と18日に一緒にライヴステージを作り上げるという使命からもう逃げる事は出来ないのでありますよー。詳しくはこの記事参照

個性の強いメンバーの作品を詰め込むので、お弁当で言うところのバランくらいには彩りを添えられるように、急いで作品づくりをしようと思います。重圧重圧。

「神山ワールド炸裂!「わしの研究展」と「中規模回顧展」を観て「便所哲学のススメ」を聞く」への2件のフィードバック

  1. やあやあご無沙汰してます。
    神山さんの久々の個展、楽しかったですね。私も同じ日に観に行ったのですが、所用で講演会は参加できませんでした(泣)。
    まあでもDVDに焼くよ、という神山さんのお話しだったので今から楽しみにしてます。
    10月17、18日のイベントにはYANO君も参加されるとか。だいぶん体調も良くなってきたので、一日だけでも拝見しようかなと思ってます。ではでは☆彡

    1. スーさん様

      お久しぶりです。コメントありがとうございます。いつもながら愉快な個展でしたね!神山さんの発想力にはほんと脱帽です。

      10月17日、18日の件はそろそろメールでお知らせしようかなと思っていたところでした。ありがとうございます。各日とも30人くらいまでしか入れない広さなので、今はまだ余裕ありますが間際になると満席のおそれがあります。お席確保しておきますから、予定が決まったら早めに知らせて下さいね。夜露死苦お願い致します。

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