とっくにリニューアルオープンしてると聞いて、遅ればせながらキスケの湯改め伊予の湯治場 喜助の湯へ行ったよ

3連休の中日ですので、どこかへ遠出して宿泊先のリゾートホテルなんかでこのblogを読んで下さっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。いいからリゾートに専念しないともったいないですよ〜。

わたくしも今日は特にすることもないから、実家にでも顔出しておこうかな、とか思ったのですが、父は高校の同級生らと旅行、妹はライブ参戦で徳島と高知へ行くらしいのですが、母も暇なのでついてってライブ中はどこかで観光してるとのことで、実家は誰もいないということが昨日になって判明。

それならば自分だけでリゾートじゃ!と思いついた行き先はキスケの湯。いや、実は知らなかったのですが7月4日にリニューアルオープンして、名前も新たに「伊予の湯治場 喜助の湯」となったのだそうです。確か5月ごろに一度行くと、リニューアル工事のため休業中だったのですが、その時の張り紙を読み違えていて、今月一杯は工事中なのだと思い込んでいたのです。もうオープンしていたとは!

聞いた話では費用もかなりかかった大掛かりな改装をしたそうなのですが、どう変わっているんでしょう、って玄関からえらく雰囲気が変わっていました。

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で、入浴料も600円に変わってましたが、これくらいの値上げは許容範囲かな。

さて、中については例によって写真を撮るわけにはいきませんので、公式サイトでご覧くださいませ。

伊予の湯治場なんて名乗るくらいなので、ややレトロな和風テイストを盛り込んだ内装に変わっていました。特にロビーはこれまでとは全然違う雰囲気になっていました。食事処やリラクゼーション店のスペースも広がり、畳敷きの休憩スペースや、漫画を読んだり寝転んで仮眠を取れるようなスペースも増えて充実した内容になっています。

その分、仕切りや壁が増えたので以前のような広々とした印象が薄れたのはちょっと残念な気もします。でも仕切られたそれぞれの空間の中ではざわつきが遮られていて落ち着くかもしれません。また、無料マッサージ機コーナーの縮小により血で血を洗う争いがさらに加熱しそうです。

さて、浴室の中へ入ってみましょう。これまでの多数あった浴槽が、一部では完全に作り変えられたりしています。

メインの浴槽は「源泉かけ流し 椿の湯」と改められました。浴槽の広さなどは以前と同じですが、木造の屋根と柱が取り付けられて、古い温泉宿のような雰囲気が出ています。あと、片隅にあった2つの電気風呂ブースが「電鼓の湯」として4ブースに倍増されていたのがマニアには嬉しいですね。

その横にあった気泡風呂とフットマッサージ効果のあるジェットバスは残念ながら消滅しまして、代わりに登場したのが「白濁 寝ころびの湯」です。水深25cmの浅いお風呂で、足を伸ばして腰から下だけ浸かったり、文字通り寝転んだりしてゆったりと温まることができます。

その脇にあった全身型のジェットバスは「痩身の湯」として引き続き健在。その横の、肩と腰特化型のジェットバスも「ほぐしの湯」としてこちらもそのままです。

なんだ、そのままのところばかりじゃないか、と思われたかもしれませんが、その向かい側や奥の方が結構変化しています。ほぐしの湯の入口を挟んで向かい側は塩サウナがありましたが、これが無くなってしまいました。密かに好きな所だったので残念です。ここには「美肌処」という垢すりサービス店が設置されました。

そしてサウナ。ここが「熱波 蒸し処」としてリニューアル。いわゆるロウリュサウナに様変わりしました。熱した石にアロマ水をかけて蒸気と熱風で発汗作用を促すというものです。松山だとそらともりでも同様のサービスをやっているのでお馴染みですね。ただ、喜助の湯の場合は人力で熱波を送るというパフォーマンス的なサービスは週末のみ1日3回だけ。それ以外は自動で1時間に1回行われるのだそうです。

今日は時間の関係でそのタイミングに入ることはできませんでしたが、自動ででも1時間ごとに蒸気が上がっているせいか、外れた時間でもアロマの残り香が立ち込めていてスッキリした気分になれました。

サウナの後は水風呂ですが、以前と同様に非常に冷たいものとやや冷たいものの2つの浴槽があります。やや冷たい方は塩成分を多く含む「塩清泉」になっています。

また、サウナがそんな風に変わったためか、以前あったミストサウナは廃止。その場所には新たに「信楽壺の湯」が登場。独り占めの壺型浴槽にザブーンと浸かってザッパーンとお湯が溢れるあの独特の爽快感。自宅の浴槽では水道代が気になって絶対できないあれを存分に楽しめます。

その隣、入浴剤や薬草で楽しませてくれた日替わりの湯の浴槽と、そのまた隣の寝転ぶ腰特化型のジェットバスが無くなり、その2つ分のスペースを使って新たに「炭酸の湯」が設けられました。

炭酸泉は以前から露天スペースにありましたが小さくていつも混雑していました。それが倍以上の広さの浴槽になり広々と様変わりしました。これは今回のリニューアルで個人的に一番うれしい部分ですね。それなのに、そんなに広くなっても人気のお風呂なのでやっぱり人がいっぱい。

その裏側にある「歩行の湯」は以前と変わらずそのままです。わたくしはこれをメインの目的に訪れるので、リニューアル後も残っていて一安心です。

実は以前、このリニューアルに向けてロビーにアンケートが設置されていたことがあり、歩行浴を廃して露天風呂にする案と現状維持の案の良い方にシールを貼って一票を投じるものだったのですが、わたくしが見た時点では露天風呂案がダブルスコア以上で勝ちだったのですよ。なので、リニューアル工事=歩行浴の終焉だと思っていたので、予想に反して存続させてくれていたことには驚きと感謝を隠せません。意見は取り入れたが予算や工期の都合で断念というようなことだったのかも。

そして外気と触れ合える露天スペース。「炭酸の湯」に場所を譲った日替わりの湯が、入れ替わりに「香りの湯」として炭酸泉だった場所へ移動。日替わりも週替わりにと変更されました。ちなみに今日はトマトの香りの湯だったのですが、わたくしにはイマイチだったかな。でもここで冬場に冷たい風にあたりながら薬草風呂なんて考えるとなかなか良さそうです。

この露天スペースにも木の格子で仕切りがあって、浴槽の反対側は外気浴と称して休憩できるよう椅子が並べられていました。以前あった寝そべり型ビーチチェアは撤去されていましたが。そして隠し部屋のような打たせ湯もひっそりとその生涯を終えていました。

あと、わたくし的に気になったのが新しくなった壁画。日本で数少ない銭湯絵師の中で唯一の女性絵師である田中みずきさんの手によるものだそうです。昔ながらの富士山とはタッチが違う、明るく柔らかな富士山でしたね。松山城や坊っちゃん列車も描かれていて、なかなか素敵じゃん!と思いました。

ともかく、新しい温泉施設というだけでも気持ちいいので、ぜひ一度行ってみてくださいませ。もちろん引き続き第三水曜日はサービスデーだそうですので今度の20日は狙い目ですよ!

さてと、せっかく温泉で疲れを取ったのに、これだけ文章書くとさすがに疲れたな。疲れを取りに明日も温泉行こうかな。

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