誰でも知ってるバレンタインデーのお話をわざわざ記事にしてみたよ

全く縁が無いのですっかり忘れていましたが、今日はバレンタインデーだったのですね。チョコレートは好きなので、今日に限らず受け付けますが、衛生安全上実際の知り合いのみ受付とさせて頂きます。ご了承下さいませ。

それにしても。人の話を聞いているとやはり、職場で配るものを準備したりと女性は大変なようですね。今年の2/14は土曜日だからといって、週休二日制の職場の場合、今年は贈らずに済まそうなんてことにはならないらしく、しっかり13日の金曜日に前倒して職場に配布したのだというケースも聞きました。女性にとってはお中元やお歳暮みたいなものなの!だそうで。そのため、直近の祝日である建国記念の日が、今やチョコレートの買い出しの日になりつつあるとか。時代が変われば変わるものです。

そしてもちろんその際には、職場用の義理チョコだけではなく、本命用、女性の友達用、自分用などもしっかり買われるそうですね。確かにデパートなどでは、普段はあまり扱われていない世界各地の珍しいチョコレートも一気に店頭に並ぶわけですから、買い物を楽しむという観点でもバレンタイン商戦というのは楽しいイベントになっていますね。わたくしも一人で堂々と自分用に珍しいチョコレートを買いに行けるような(ある種間違った)度胸を身につけたいものです。

ところでこの、バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈るという風習は日本だけのもので、ある製菓会社のキャンペーンが発端だという説が幾つかあるそうです。しかしいずれも、当初はあまり反響が無く売り上げにも繋がらなかったとのことで、実際に社会的ブームとなったのは1970年代なのだそうです。それからおよそ数年後の1980年前後に、バレンタインデーの一ヶ月後の3/14には男性の方からお返しをしようというホワイトデーが始まり(これも諸説あるそうで)、徐々に定着していったとのことです。

ちなみに欧米では女性から男性へだけではなく、男性から女性へも贈り物をするのだそうです。贈るものも花であったりケーキであったりメッセージカードだったりと様々です。もちろんチョコレートを贈る場合もあるそうで、それは人それぞれ。決められた何かを贈るという訳ではないようです。また、ホワイトデーに当たる日もありません。

ということで、今や多くの人がご存知の通り、バレンタインデーにチョコを贈ってホワイトデーにお返しをするというのは日本生まれの独自の習慣。そしてそれは、「メーカーの戦略に乗せられて」なんて揶揄する人もいる通り、お菓子屋さんのキャンペーンが発端となっている、という話でありました。

でもこんなに人を乗せ続けられてどんどん進化していくキャンペーンっていうのも凄いですよね。年に一度の書き入れ時に、さらなるチョコレートの売上増の為に、色々な人の様々なアイデアが積み重ねられているのですから。そういう、いかにして売れる仕掛けを作っているか、というのを謎解きしながら眺めるのは楽しいですよ。こんな企画はそうそう思いつかないぞと感心しつつ。これぞバレンタインデーにおける正しい非モテの過ごし方ではないでしょうか(反バレンタイン戦線も面白いですけどね)。

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