昨日の話の続き。いやあこんなことってあるんですねぇ。そんなわけねーだろ!って驚きを隠せません。結論から言うと、9割ほどの荷物はまだ届いていません。
昨日の時点で、鉄道輸送された荷物は福岡までは届いているようで、夜には最寄り営業所へ到着する見込み、ということを聞いていました。なので、今日の午前中ないしは午後の便ででも届くだろうと思っていたのです。
なのに何の連絡も無いまま待ちぼうけで正午を迎え、どないなってんねーん!と確認を入れたら、昨日、夜には到着する見込みとか言っていた荷物がまだ福岡へも届いていないことが判明。いや、昨日、夜には届くって仰ってたんじゃ?と聞き返すと、結局それは「うまくいけば」の話で「うまくいかなかった」のだと。これでもう得意先社長からは、次回からこの運送会社を使うな指令が。
そして夕方になって、不意にドライバーさんが荷物を持って来て下さったので、ああ助かったと喜んで荷受けをしたのですが。
あれれ?20個口の荷物が4個しか来てないぞ?24個口の荷物は8個しか来てないぞ?13個口の荷物は3個しか来てないぞ?というような配達状況だったのです。
なんで複数個口の荷物が荷割れしてんねん。
配達に来て下さったドライバーさんに、一体なんでこんなことになってるの?と問うたところ、こういう事情があるのだと教えて下さいました。
- 大型連休に突入ということで全国的に連休前から沢山の荷物の発送依頼が来ている。これは当社だけではなく運送業界全般に起きていること。
- 通常ならトラック輸送を主体にしているが、それだけでは捌ききれないため鉄道輸送を併用したが、複数個口とかは関係無く、大きさなどの条件で輸送方法を振り分けるので、今回は鉄道便とトラック便に分かれてしまった。結果的にトラック便の方が早く着いたので、今回はトラック便で届いたものだけを持って来た。
- 鉄道便はターミナルに着いてからセンターのトラックで受け取りに行くのだが、連休に入ってしまうと企業や工場が休みに入るので荷物自体の流通量が減り、それに合わせて出勤するドライバーの数も減らすので、受け取りに行けるセンターのトラックの数も少ない。
というようなことらしいのですが、納得出来るか!と思いつつも納得せざるを得ません。要するに、連休前は荷物の出荷が多いので物流はテンパる。連休に入ると、荷物の量は減るので落ち着くはずであるが、配達員の数を減らしているので結局テンパる。というようなことだそうです。
なのでまず、出荷元や荷受人になる場合。連休前の発送で日時指定配達なんていう条件が有る場合は、出荷日にゆとりを持つことと、希望どおりに到着できなくても大丈夫、というような荷物でないと送らない方が無難かと思いました。
そしてこれ、まあ褒める内容でないので、ここでは運送会社名をはっきり出さないことにしましたが、どこの会社でも起こりうることのようですので、まあこういうこともあるんだという感じで頭にとどめておいて頂ければと思います。
しかしですね。当たり前のように翌日配送だとか、送料無料だとか、時間帯指定OKとか、そんなサービスが当たり前になっている我がニッポンですが、たぶん運送業界って崩壊寸前のギリギリのところを歩んでいるのではないかなと考えます。
いやほんとドライバーさんは悪くない。悪くないけど、明日は必ず荷物を持って来て欲しい。弊社の損害の大きさもちょっと想像欲しい。
明日こそ平常運転の仕事が出来る位に挽回出来ますように。ちゃお。