細かいことを気にしなければ(諦めもつくなら)腕時計の電池交換だって自分で出来る

うるう日であります。はー、なんだか不安で先行きが心配な日。それは憂う日では? あら、しっとりしててカサカサしない日。それは潤う日では? 何故だろう涙があふれちゃいそうな日。それはうるうる日では?

颯爽とスルーして本題です。先々週の月曜、手持ちのカシオG-SHOCKの電池交換を依頼したという話を書きましたが、その記事の最後のほうに「この腕時計の話には別の展開があるのですが…」という記述があります。

その翌日にロレックス似のテクノスについての話を書いたので、殆どの人はそれが「別の展開」だと思われたのではないでしょうか。でも実はまた違う話だったのですよ。

メーカー修理に出したG-SHOCKが電池切れのまま部屋の隅に放置されていた時、実はもう1本、同じように電池が切れたまま放置されていた腕時計があったのです。「別の展開」はその話です。

これも同じくカシオ製で、G-SHOCKではありませんが10気圧防水のスポーツタイプのもの。型番はSUF-110と裏蓋に刻まれていますが、ネットで調べても殆ど情報が見つかりません。海外のオークションサイトくらいでしか画像も見つからず、かろうじて商品名がサンバーストだったということが判ったくらいです。

この時計も自分で買ったのではなく頂き物です。学祭のクイズ大会での優勝商品として貰ったものでした。1992年頃だったと思うので20年以上前の時計です。なので電池も既に2回くらいは換えていますし、バンドも1回付け替えていて、今回見つけた際にはその替えたバンドも朽ちて切れていました。

自分で買った時計なら諦めるのですが、貰った経緯が経緯だけになんとなく捨てるのは惜しくて、こいつもなんとか復活させられないかと思ったのです。ただ、G-SHOCKと一緒にメーカー修理となると費用がかかりすぎる。いい方法は無いかと色々検索していたら、あるBlogに辿り着きました。

ひとつはこちら。yah-_-yahさんのBlog「やぁやぁ」のG-SHOCKの電池交換をしてみた。という記事。

もうひとつはこちら。KenUさんのBlog「IKINARI LARC」の自分でGショック DWX-100のパッキン(Oリング)交換と電池交換をしてみた。という記事。

これらの記事を読んで、そうか、自分で電池交換をするという手があったか!ということに気づきました。SUF-110はG-SHOCKではありませんが、系統は似ているからこちらの解りやすい手順解説を読んで「いけるかも」という確信を得たわけです。

ただし。先の2/15の記事にも書いた通り、防水性能の問題があります。謳われている10気圧防水を保つ為にはメーカーでの電池交換・防水検査が必須となりますので。

ですが、この時計の場合はもう既に複数回の電池交換を行っており、それは街の時計屋さんでその場で換えてもらったから、即ち現状でも生活防水程度の性能しか無いのですよ。完璧なクリーンルームや防水検査設備を持った時計店なんてそうそうこの街にありませんからね。

それで、ならもうダメになったら諦めるとして、自分で電池交換してみるかと思い立ったわけであります。

とりあえず、裏蓋の四隅にあるネジを外します。もう後は、先の2つのBlog記事と時計の内部を交互に凝視しながらの作業です。ドキドキして指も震えますよ。

IMG_7375

そんな状態だったので、手順を写真に撮りながらなんて器用なことは出来ませんでした。次回また同じように自分で交換する機会が出来たら撮っておきます。いつになるやら。

裏蓋を開けたら、ムーブメントの上から電池を押さえている金属の留め部を外します。これがちょっと手こずったのですが、構造は爪を引っかけているだけのようなものだったので、引っかけ部を探し当てて細いラジオペンチの先で少しいじれば簡単に外れました。

その押さえている金属の片側さえ外せられれば、その隙間から電池を抜き取って、新しい電池を同じようにはめ込めばOKです。

電池はこのSUF-110はCR1616という型のものが使われていました。メーカーやモデルによって使用している電池の型は違いますので、説明書やカスタマーセンターなどであらかじめ電池の型番を調べ買っておいてから作業するほうが良いでしょう。今回わたくしは一旦蓋を開けて電池を取り出してからそっと蓋をして電池を買いに行きましたが、出来るだけ埃が内部に入るのを避けるという点では好ましくありませんので。

それと器具を使って極力触らないようにしましたが、素手ではなくゴムやビニールの手袋を着けるべきだったと反省しています。細かい作業がしづらいですが、思いがけず部品に触れて指紋を付けるとサビの原因にもなりますから。

新しい電池をはめ込んで、書かれていた通りにACボタンと電池をラジオペンチの先でショートさせてリセットすれば時計は再び動き出しました。そして蓋にくっついて外れていたゴムパッキンを本体の溝にきちんと入れ直して(これも本当は交換したほうがいいのでしょうが)ネジを締め直して完成です。

もう少し交換の手順を詳しく解りやすく書ければよかったのですが、そこはご紹介したBlog記事のほうで是非ご確認をお願いします。

たまたま精密ドライバーやラジオペンチを持っていたのでその経費は抜きですが、298円で電池交換が完了ということに驚きと喜びを感じました。

しかし鼓動は打ち始めたものの、もうひとつの問題である切れたバンドをどうにかしなければ腕時計として使えません。さて、どうするか?長いので明日書くことにします。

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