早いもので今日で9月も終わりですね。今年も4分の3が終わったということになります。残り4分の1。3ヶ月が過ぎるのなんてあっという間です。
月末という事で支払い期限などを忘れていないかあれこれチェックしながら、会計ソフトや領収書と格闘しているうちにすっかり日が暮れてしまいましたが、なんとか片付けました。
実は今日は単なる月末の一区切りではありませんで、弊社にとっては決算日にあたる日なのです。平たく言えば今日は我が社の大みそか。明日から我が社の新年度が始まるというわけです。ついに3期目に突入。
弊社の場合は10月1日から翌年9月30日までを会計年度にするということを会社の定款に決めているので、それに従って会計年度最終日の今日を決算日としております。
そういう会計年度とか決算日とかって、どうやって決めるのかと言うと、実は意外と適当だったりします。まあ普通は、会社の設立日の辺りで区切りますよね。弊社の場合は10月15日に設立したので、第1期目は2013年10月15日から2014年9月30日までと、ちょっと変則的で丸一年ではない形をとりました。
ちょうど一年でなくていいの?と思われた方もいるかもしれませんが、逆に1年を越える期間と定める事が出来なくて、短いぶんには問題無いのだそうです。なので会社によっては半年を1事業年度にして年2回決算を行うところもあるそうですよ。
得意先に至っては、設立して2ヶ月後で1期目を終了させ、3ヶ月目から1年間を2期目、以後1年ごとに3期目4期目…という手法をとられております。
顧問税理士さんの助言でだということなのですが、ひとつには、設立日に合わせて事業年度を決めた場合、決算日が繁忙期の真っ最中になってしまうというのが理由のようです。事務処理も速やかにできないし、売上が高い時期になってしまうので、いわゆる節税対策もやりづらくなるのですよね。
そして、決算日から2ヶ月以内に決算申告をして、その後法人税等を納付するわけなのですが、2期目からを2ヶ月ずらしたサイクルで始めることによって、税の納付時期がちょうど会社の運転資金が潤沢にある時期と重なるようにもなるのです。
何より1期目というのは設備投資をしたりするので出費が多くなるものですが、それを2ヶ月で赤字決算とスパッと切って、本格的に事業を始める真の1期目たる2期目から気持ちよく真っ黒でスタートというのは潔いやり方だなあと思います。最初に聞いた時は、え?なんでそんなよくわからないことをするの?と思ったのですが、ようやく理解出来るようになりました。
ああ、弊社もそういう風にうまくやればよかったな。特に税の納付時期の資金繰りについてをメインに考えると、今の決算日はあまりよろしくないように思えます。
じゃあ変えれば?と思われるかもしれませんが、そう簡単に事業年度や決算日を変える事は…やろうと思えばやれるみたいです。定款の変更と税務署への届出が必要ですがそれをクリアすれば。
とは言え、そう変えるのが本当に正しい判断なのか、わたくしまだまだシロートなのでなんとも言えません。それよりは、10月11月に、資金を充分に補充出来るような売上を立てる手段を考えた方が断然理にかなっているし早い方法なのです。と、書きながら思いました。
今日の概算では2期目もかろうじて黒字を達成出来そうな見込みですが、ほんと冷や冷やものの綱渡りなので、3期目はもっと安定感を増せるよう気持ちもリセットして精進しようと思います。
ではでは弊社は良いお年をお迎え下さい。