十六夜まで待ち続けてようやく開封したIPAの傑作「十六夜の月」を名月に楽しむ

昨日9月27日は中秋の名月だったということで、お月見を楽しまれた方もいらっしゃるのではないかと思います。わたくしはと言うとラーメン食って急激に眠くなって布団に入る力も無く床で寝た夜でしたので団子どころではない次第で。

それはともかくとして、わたくし、十五夜も風情あっていいなと思うのに加えて、その次の夜の、十六夜という呼び名の語感がもっと好きです。十六夜と書いていざよいですよ。なんか格好良い。全然関係ないけど友達の五十嵐くんの名字もすごく恰好良くて憧れます。じゃあ養子にしてやろうか?と言われたら頬を赤らめて黙って頷きそうな勢いで恰好良いです。

さて、いつもの必要以上に長い前振りは置いといて本題です。わたくし、この十六夜の日が来るのをずっと待っていました。今夜はこのビールを飲みます!十六夜月とのツーショット、カモン!

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グランドキリンのシリーズの限定商品「十六夜の月」でございます。気になって買っていたものの、そんな名前なら十六夜の夜に飲んでやろうじゃないか!と冷蔵庫に入れてずっと待っておりました。本当に待ち遠しかったです。

グラスに注いでいつものように写真を撮るわけですが、まず広がる香りが爽やかな感じで好印象でした。この香りは調べると、グレープフルーツを思わせるフルーティな香りが特徴の「ネルソンソーヴィンホップ」に由来するものなのだそうですが、ネルソン?もしやと思ったら案の定、ニュージーランド産らしく。わたくしにとってはNZは1年放浪暮らしをした第二の故郷なので、急に親しみを覚えてしまったのでした。

そして、色なんですけど、若干濃いめでありながらもビールにしてはやたらと透明感があるように思いました。そのせいか、光の透過加減で写真がなかなか上手く撮れず何枚も撮り直したんですよ。この写真は血と汗と涙の結晶である一枚です。明らかに血は言い過ぎですね。

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それでもって、このビールはあのIPA(インディアペールエール)という分類になるものなんですが、ここでもやっぱりニュージーランド産ホップを大量に漬け込むということをやってのけています。KIWI IPAスタイルなんて書かれていますが、わたくしが滞在していた当時はそんなものにはお目にかかれませんでしたよ。もう12年も前のことですから、KIWIビールも色々進化しているんでしょうね。

で。飲んでみました。まず飲み口、めっちゃ軽い。麦色の水。そして後から苦みが追っかけてくる感じ。IPAだからホップの苦みを効かせていて、飲んだ途端顔をしかめそうなものなのに、くいくいっと爽快に飲んで後から軽やかな苦み。これ、ビール苦くてやだー派でも一杯はするっと飲めますよ。てか、呑兵衛にとっては美味しい清涼飲料水です(褒めてるように聞こえないかもしれないけど褒めてるつもり)。

今夜乗り遅れてしまった方も、明日の夜の月は十七夜で「立待月(たちまちづき)」、明後日は十八夜で「居待月(いまちづき)」、その翌日は十九夜で「寝待月(ねまちづき)」、そのまた翌日は二十夜で「更待月(ふけまちづき)」という素敵な呼び名があるそうですので、風情を感じながらこのビールを飲んでみてはいかがでしょうか。

追伸。このラベルのIPAって隠し文字って洒落てますよね。キリンのこういうセンス好きです。

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「十六夜まで待ち続けてようやく開封したIPAの傑作「十六夜の月」を名月に楽しむ」への2件のフィードバック

  1. 十六夜を待たず、飲んでしまったのは私です・・・
    文字にそんな秘密があったとはぁーーー!!!
    月の背景写真、いぃ感じですね☆

    十六夜以降の月は、知りませんでした、勉強になります♪

    余談ですが、秋を飛び越えて、ビール商品もう冬バージョンがでておりました。先取りしすぎ?

    1. くさっきー様

      コメントありがとうございます。普通は待ちきれませんよね。案外飲みやすい味で気に入ってはいるのですが、いかがでしたか?

      えー?ほんとに?と思って昨日スーパーで確かめたら、おっしゃるとおり冬物語が並んでいました。驚き!

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