完全なる修理完了とはならず、CDを救出したという処置だけで、一泊二日の旅からMacBook Proが帰ってきた

で。カメラのキタムラさんから電話があったので、午後から得意先事務所へ向かうついでに引き取って参りました。修理完了、というよりはCD救出成功、という感じです。MacBook Pro本体のスーパードライブは故障したまんまです。

一体何がどうなったのか。実は昨日、カメラのキタムラさんに預けた時からそうなることは判っていたのですが、今回はメーカー修理には出していないのです。

まずお店に持ち込みまして、裏蓋を開けてざっと中の様子を診てもらいました。

そこで判ったのは、いや判ったというか実際にやってみないと判らないけれど想像がつくこととしては、ディスクドライブを本体から一旦取り外し、CDを引き抜く作業だけならお店で出来そう。それなら明日にはお返しできる。

それ以上のこと、例えばディスクドライブを新品に交換というようなことまで求めるなら、Appleの工場に送り、3〜5営業日で戻ってくるとは思う。ただし、このマシンは昨年9月にも同じドライブ交換を行っていて、その時にも言われていたのですが、製造年から考えてパーツが保有期限を過ぎていて手に入らない場合もあり、必ず修理できるとは限らないこと。それと、キタムラの店員さんが見た感じでは、ドライブ交換をしても筐体そのものに問題がありそうで、修理したところで再発する可能性は非常に高いと想像できる、ということなんだそうです。

ちなみに去年交換した時の費用は18000円強でして、今回も同様かそれ以上(同じパーツが手に入るとも限らず値段が高いものになって実費請求されるため)必要になるだろうから、それよりは5400円の工賃(CDを取り出すためだけ)と新しく外付けドライブを5000円程度で購入して利用する方が経済的ではないですか、というのが店員さんの助言でした。

非常に迷いました。なぜなら、このMacBook Proは最後まで故障もなく綺麗に使い続けて、ある程度の時期で買い替える際に美品の中古として売りに出すつもりでいたので。ここで資産がCDドライブが故障した半ジャンク品となるのはどうしても許しがたい決断になるのですよ。かといってねえ、18000円×2の36000円ほどの差額が売却時に生まれるかどうかというのは未知の世界なのですが。

それに、キタムラ店員さんの説明では、ディスク挿入部分の劣化がこのMacBook Proは激しいらしくて。その部分には通常、埃や異物が入り込まないようにベルベット状のカバーが付いていますが、それが見たところ結構ボロボロになっていて裂けたりしているのだそうです。そこはドライブのパーツ交換では修理されず筐体の問題となるそうなので、そこまで求めると18000円とかいうレベルで済む問題でも無いらしく。

かといってその劣化を無視してドライブ交換だけ済ませて同じように使用しても、その劣化部分の糸くずなんかが入り込んで同じような故障を招くことにもなりかねないそうで。

結局、出張間近だし、金銭的に余裕もないので、ディスクドライブの修理は後で考えるとして、CDの救出だけお願いしました。それもお店でできるとは思うけどやってみなければ何とも言えないということだったんですけど。でも電源を入れている間ずっと、ディスクドライブのパーツがウィーンガチャガチャと動いて異音を鳴らしっぱなしだったので、頼まない訳にはいかなかったのです。

で、ハラハラしながら一晩過ごし、何とか取り出せましたという連絡を頂いたので引き取ってきました。おそらくドライブはもう使えませんとのこと。動作テストするにも再びCDが出てこなくなる可能性が高すぎなので出来なかったということなので。

まあ仕方ねぇやと思いつつ、CDの読み込みが出来ない以外は何ともないMacBook Proをもうしばらくは相棒として頼りにしていくのですが、つくづく2度も故障を招いたこのパーツについては、もう要らんなという気持ちが固まってしまいました。

つまり、お金さえあればいつでも新型に買い換えてやるぞ、ということです。現行機種では全てスーパードライブが排除されたMacBookシリーズ。当初は何てことするんだ!とApple首脳陣に怒りを覚えていましたが、なぜそんな大胆な刷新に踏み切ったのか今では痛いほどよく解りますよ。こんなに故障しやすいパーツ、無い方がいいんです。

じゃあ、じゃあ、次はtouch bar付きのあの機種が相棒かなあ!

こんなつらい夜、夢くらい見たっていいじゃないか。

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