松山総合公園の本当の姿をわたくしはまだ知らなかった。いや、それより計画段階の姿なんてみんな覚えてないよね

昨日、松山総合公園の展望塔まで散歩したという話を書いて、いろいろ思い出したことがあるんですが、こういう話を書いてしまっていいのかなあと迷っております。まあいいや気にせず書こう。書かないと他にネタがない。

今やじゃらんとかGoogle Mapでのレビューとかでも、オススメのお出かけスポットとして高い評価を得ている松山総合公園。そうなんです、意外にも褒めるコメントが多くてですね、「こういう施設が街の中にある松山市民が羨ましいです」なんていう市外の方からのクチコミも寄せられてたりして。そっ、そうなんだ、と軽く驚いたりもしました。外からはそういう風に見えるんですね。

そういうものは、昨日の記事を書く上で何か資料になるものをと検索していたらザクザク出てきたわけなんですが、それと共にですね、市役所のウェブサイトから松山総合公園の案内パンフレットのPDFを発見したのですよ。

この図なんですけど、俯瞰図の右の方の紫色の囲みはわたくしが書き足したものなんですが、実はですね、今回この図を見るまで、この紫で囲った部分以外の存在を知らなかったんです。椿園やら、さくらの丘やら、花のテラスやら、ドッグランやら。全部この図を見て初めて知って、昨日の記事にしれっと書き込んだのです。

なので当然、わたくしが知り、わたくしが足を踏み入れた「松山総合公園」は紫で囲った部分のみ。わたくしはそれが松山総合公園のすべてだと思い込んでいたというわけなんですね。

で、ですね。わたくしよりも下の、アラサー以下の世代の方だとおそらく知らないだろうし、同世代以上の方でも今やすっかり忘れていると思うんですけど、実はこの松山総合公園って当初の計画よりもずっとずっと縮小されているんですよね。

さっきの紫の囲みであるエントランスから展望塔までの部分。これは第1期の工事でおおよそ計画通りだったと記憶しているんですが、それ以外の部分については本来もっと大掛かりな開発と施設の建設などが計画されていたのです。

それが確か市長選の争点にもなって、計画凍結見直し縮小となったと記憶しております。ちなみにその計画段階での現職市長は、現在の愛媛県知事のお父様。高齢多選批判で対立候補に敗れたわけですが、選挙クラスタ見習いであるわたくしは未だに、その時の5期目を狙う市長陣営の「やっぱり時さん、仕上げの時だ」というキャッチコピーを覚えているので我ながら変態だなあと鳥肌が立ちます。

やはり未来のことなんてわかりませんし、何が正しいかなんて、どの時点の未来から判断するかでまた変わってくると思います。もしあのまま当初の計画通りに総合公園が作られていたなら、なんて考えたって意味のないことなんですけれど、妄想は妄想としてそれならGoogleやじゃらんのレビューで星いくつになってたろうな、とか、逆に市の財政どこまで危険なことになってただろうなとか、話を広げ始めると終わりそうにもないです。

図書館で市史を紐解いたり市議会の議事録を手繰ったりしたらもっと正確な計画案やことの推移がわかるはずなので、また余裕がある時に見てみたいと思うんですが、総合公園が計画縮小されてあの形ということを覚えている人も多くはないだろうから、思い出したついでに書いておきました。いえ、本当は「やっぱり時さん、仕上げの時だ」って書きたかっただけですごめんなさい。

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