実は久々の映画の日だったのでハシゴしてたのですよ。自分でも観るとは思ってなかった「君の名は。」を

実は昨日、映画妖怪ウォッチを観た後で、丁度いいくらいの待ち時間を挟む上映スケジュールになっていたのでもう1本観たのですよ。自分にしては意外なチョイスなのですが、「君の名は。」という作品です。お約束ですが、真知子巻き関係ないですよ。

アニメーション作品だという時点で、わたくしは先入観でちょっと敬遠気味だったのですが、昨年公開されてからTwitterでは連日のように絶賛の言葉があちこちから流れてきたので、次第に気になってきていました。

それもアニメファンばかりではなく、普段は政治の話ばかりする人や、野球好きの人、子育て中の主婦の人などなど、様々な属性の人たちが、観て良かったと、また観たい何度も観たいと、つぶやいているのです。この感じが「シン・ゴジラ」の時と同じような広がりと勢いだったので、もしかするとこれも大当たりな映画かもしれないぞ、と期待は膨らんでいたのですが、いかんせん映画を観るには懐が寂しすぎて延び延びになってしまっていたのです。

念願叶っての鑑賞、思ったよりも楽しめました。そして想像以上に泣けました。さすがに多くの人が褒めていただけのことはありますね。これなら2月までロングラン上映されるのもうなづけます。

細かいところを言うと、体が入れ替わる、生活する世界が入れ替わる、まではすんなりと理解できるのですが、さらに3年という時間も超えてとなると(後で考えれば理解は追いつくのですが)展開をちょっと複雑にしすぎている感じもして、ストーリーの流れに乗っかり切れず戸惑うところもありました。でもグイグイと物語の力に惹きつけられてラストシーンまで導かれましたね。まったく、美しくはかない流れ星が心に強烈な印象を残していったような、そんな映画でした。

自分が好きなバンドでもあるRADWIMPSが音楽を担当していたということも大きかったですね。この映画の魅力はかなりの部分でRADWIMPSの楽曲に支えられているのではないかと感じました。語弊がある言い方かもしれませんが、非常に大掛かりなプロモーションビデオのようにも受け取れる作品なのかもしれません。これは悪い意味でなく。

アニメだからいい、アニメだから悪い、というのではなく、このストーリーでこの音でこの世界で、だったらアニメが合うよね、という感じなのかなと個人的には思いました。もちろんアニメの監督さんが原案から脚本から手掛けた作品なのでアニメありきなのだと思いますが。まあ何であれわたくしには、アニメに対するちょっとした偏見を打ち破ってくれた作品の一つになったのですよ。

Twitter上では高評価だった、興行成績も良かった、というのとは裏腹に賞レースや批評家筋では賛否両論という話も聞きましたが、どうなんでしょうね。確かに評論家が好むような作品ではないのかもしれませんが、映画は評論家だけのものではありませんから。少なくともわたくしはもう一度観たいです。

それにしても「妖怪ウォッチ」も「君の名は。」も違う世界を行き来する話だったのは面白い偶然でした。

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