寝られずに見ちゃったWWDC基調講演でふと思い立ち、音声入力でblogは書けるのか?を実験してみた(そして書けた)

昨夜はせっかく早く寝ようと思っていたのに深夜にWWDC、すなわちAppleの開発者向けイベント基調講演があり、それに見入ってしまったため、結局朝まで起きている羽目になってしまいました。

WWDCではiOS 10やOS X改めmacOSの発表が主で、一見地味な内容に思えましたが、このバージョンアップでさらに素晴らしいアプリが開発され便利になって行くことを想像すれば期待に胸が膨らみます。ただプログラミングをする方やIT関係の方々からは辛口の意見が多く出ているように感じられ気になりましたが、それも含め今後さらに改良されていくことでしょう。

個人的には音声認識パーソナルアシスタントのSiriがMacOSに搭載されることに期待しています。今の時点では時折とんちんかんな答えを返すちょっと頼りないSiriですが、言葉を正確に認識してスムーズに会話が成り立った場合、この上なく便利なのです。喋るだけで様々なアプリを起動して文章を入力してコマンドを実行してくれます。

Siriがうまく働いてくれない場合、自分の喋った言葉をきちんと正確に聞き取ってくれていないことが最大の原因だと思います。でもまだ今の技術レベルでは大した判別能力はないのかも。それが気になったので、音声入力でどれくらい文章が書けるのか試してみることにしました。やり方は簡単で、iOSのメモアプリを使い、キーボードのマイクボタンを押して、入力したいことを読み上げるだけです。

そんなものあてになるか、絶対にMacのキーボードで入力した方が早い!と、やってみる前は軽くバカにしていたのですが、恐ろしいほど正確に音声を認識して正しく漢字も変換するので非常に驚いています。

やったことのない方には信じられないかもしれませんが、ここまで本当にメモアプリの音声入力で書いてしまいました。そして音声の認識が間違っていて修正した部分はほとんどありません。アルファベットの部分と同音異義語が多い言葉ぐらいでしょうか。他は読み上げた部分が文章化されて、気になったところを推敲するための削除と再入力をちょこちょことフリック入力でやったくらいですね。

音声入力がまさかここまで実用レベルで使えるようになっているとは思いもしませんでした。時間的にはそれほど大きく変わってないかもしれませんが、キーボード入力やフリック入力より労力は断然楽になっています。今も寝転んで喋っているくらいですから。

人が多いカフェなどでこのような入力をするのは少々恥ずかしいですが、ここまで楽になるならこの技術を使わない手はありませんね。後はこのメモアプリの原稿をブログの入力画面にコピー&ペーストすれば今日の記事も一丁上がりです。なんて楽なんだろう。

派手な発表がなかった昨日のWWDCも、後になって振り返るとこんな感じで、あれがこの凄い技術革新の始まりだったんだな、と思えるようになるのかも知れません。

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