コンビニのコピー機

出張中に取引先へ連絡をする際、FAXを使う場合があります。本当のところを言うと、最近は出張の時もパソコンを持って行っているんだから、メールでいいんじゃないのか?と思うのですが、たぶんこの用件の時は相手もプリントアウトしたものを持って動くだろうし、用件が終わればシュレッダーにかけるだけで済むし、などと考えてFAXを使い続けています。それ以外の「必ずFAXするべし」と教わった仕事はほぼ、メールに置き換えていますが。

それで、FAXを送信する場合は今のところほぼ間違いなく、コンビニを利用します。以前はホテルのフロントで頼んだり、出張先の現場になる会館(展示ホールなど)の事務所でお願いしていましたが、概ねコンビニのほうが安い送信料で済むからです。コンビニだと国内は1枚50円がほとんどですが、会館やホテルだと、100円以上したり、ひどい時には、送信先が市内なら20円だけど市外なら300円と言われたりもしました。未だISDNとかなんでしょうかね。

ところで、今時のコンビニFAXはコピー機と一体化しているわけでして、コピー機を使うような手軽さでFAXを送れます。オフィス用の複合機を見慣れたら当たり前のことなんですが、これを初めて使った時はちょっと感動しました。なにしろ20年ばかり前、コンビニのアルバイト店員だった頃は、FAXのあるコンビニは稀で、設置していたとしても家庭用のような、受話器があってプッシュボタンがあってというような専用機があるだけでしたから。

しかもこの、最近のFAX兼コピー機は、更に色々な機能がついていて重宝するんですよね。

何より有難いのが、文書プリントサービス。パソコンは持ってきててもプリンターが無い出張先ではよく助けてもらっています。wordで文章を書いて(もちろんMacユーザーなのでPagesがメインですけど)、PDFに変換してUSBメモリに保存。それをコンビニへ持って行き、お金を入れてUSBメモリを機械に挿して操作すればプリントアウトできるのです。しかも白黒だとコピーと同じ10円で。

さらにそれだけではなくて、逆にスキャナとして書類をUSBメモリ等に取り込んだり、デジカメなどの写真をプリントしたり、自治体が対応していれば住民票の写しや印鑑証明などの公的書類が出力できたり、楽譜や芸能人のブロマイドや競馬の予想紙を購入したりすることも出来る、のだそうです。今調べるまで知りませんでしたが、すごいですね。

あと、ネットワークプリント。これもすごいです。例えば本社に居る人が専用サイトに文書を登録すれば、出張先の社員がその文書をコンビニでプリントアウト出来るというもの。以前このシステムを利用して、イラストレーターさんが自作イラストをアップし、その登録番号を自身のサイトやTwitterで公開し、見た人はコンビニで20円払ってそれをプリントアウトして手に入れるという試みをされていて、自分も一度それを出力してみました。

おそらくそういう使い方は想定されていなかったでしょうけれど(第一それで儲かるのはコンビニとコピー機メーカーだけだし)、そういった面白い発想を実行してみるワクワク感は、仕事をしていく上で非常に大切なことなのではないかと思います。

話は逸れましたが、今時のコンビニコピー機は使いこなすと非常に便利ですし、使い方や頻度によっては、後々のインク代と天秤にかければ、わざわざ自宅用にプリンタを買う必要が無くなるかもしれませんね。まあ自分の場合は会社用でもあるのでそういうわけにはいきませんが、自前のプリンタでは出来ない様々な機能を試してみたいと思います。

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