普段から月曜日は自社仕事のみの日で、言うなればやるべき作業さえすれば、世間様は通常運転でも自分は休み同然という感じなのですよ。ですが昨日は祝日で世間様もお休みでしたから、感覚がずれてしまいまして…やらかしました。今日が月曜日だと思って火曜日の得意先事務所勤務をすっぽかしかけて大慌て。
得意先社長から不在着信があって、それでアッと気づいて、あははー勘違いしてましたごめんなさい大至急向かいます!で許してもらえたけれど、他のお取引先ならどんな刑罰を受けることでしょう。
多少の遅れを挽回するようなハイペースで仕事を、と言う程でもなく、頼まれる仕事は今日のところはそれほど多くなくて、それで笑って許してもらえたのもありますが、それでも得意先社長に言われるまでもなく自分で片付けていかないといけない領域の仕事が山積みになっているはずで、それがどれだけの山脈を作っているのかを早めに把握しておかなければマズいよなあと考えながら空気清浄機の注文をしたりしました。それが至急の頼まれ仕事だったもので。
そうして仕事が終わった後は、久しぶりにマツヤマンスペースへお邪魔しました。夏のオープン直後に訪問して以来すっかりご無沙汰だったのですが、今夜は「中小企業経営者とフリーランスのための簿記講座(簿記Jelly)」という催しが開かれるとのことで、これは良さそうと思って参加したわけです。
内容は簿記3級程度のレベルで、取引→仕訳→総勘定元帳→決算書という流れを、解説を受けながら実際に体験してみるというものでした。本当言うと、それってこの2年で自分で会社を回して経理作業もやってるので理解出来ると言えば出来てることなのですが、実際問題、回せてるけれど意味も解らずやっているというのが正直なところで、復習とか裏付けという意味でも、自分がやってきていることが間違っていないかを確認したかったのですね。なので参加してみようと思ったのです。あまり雰囲気も堅苦しくなさそうだったし。
講師役はマツヤマンスペースの代表である稲見さんが自ら。稲見さんはコワーキングスペースの運営者であるだけでなく現役の税理士さんですからね。企業研修なども請け負っているというだけあって、解りやすい説明で、仕訳のことやら決算書のことやら教えて下さいました。
ただやっぱり、簿記の世界というのはとっつきにくく、わたくしも自分で会社の経理を最低限やっていることと、その為に創業間もない頃日商簿記3級の試験勉強をした(もちろん不合格)経験があったからこそ今日の講座内容についていけましたが、全くの未経験だと半分も理解できなかったかもしれません。
それでも、検定のための勉強でなく経営のための簿記ということでしたら、これだけを覚えておけば理解できるというポイントがわかりましたし、独学で正しいかどうか判らないままやっている経理事務について、間違いではないということが再認識できたり、ぬかりがある作業が見つかったりと、大いに勉強になりました。
また、自分以外の参加者とお話したり、稲見さんに質問された内容を聞いたりしていると、自分が法人役員として2年やってきた中で覚えたことが結構難易度の高いことだったりしたのかなと思えたりもするし、その2年でジタバタしたことも、例えばこれから法人成りしようとする個人事業主の方には思いがけず役に立つ話に聞こえたりするのかなとも思えたりしました。
まあ気が向いたら、会社設立の際のドタバタとかを、ここにまとめておくのもいいかもしれませんね。
ちなみに稲見さんの話では、マツヤマンスペースもメンバーが10人を超えて、色々なイベントやセミナーも行っていて、様々な人が集まるスペースとして順調に走り出しているそうです。特にこれから起業を考えていたり、違う業種の人と連携して新しい仕事にチャレンジしてみたいフリーランスの人などには魅力的に映るコワーキングスペースとして育っていってるんじゃないかなと思いました。その日だけのビジターとしての利用も出来るので、気になる方は是非一度訪ねてみて下さいませ。