今日は内子座へ行ってきました。夏に文楽を観に行って以来ですね。今回は愛媛県の県民総合文化祭モダンダンス公演ということで、99年の歴史を持つ内子座での現代舞踏という素敵な組み合わせの作品を見てみようということで出かけました。
などと言ってもダンスそのものにものすごく興味があるわけではなく、秋に参加させてもらったダンスライヴ「第二の皮膚」のメインコンテンツだったダンス作品が、あれからどんな風に進化したのかを見てみたかった、というのが一番の目的だし、もっと言えば親しい人が出る晴れの舞台だから観に行きますよというミーハーな理由が一番です。
そうは言っても、オープニングから観始めて、色々なタイプのダンスがあって、面白いなあと引き込まれているうちに、最後の演目まで全部見てしまいました。そして楽しみにしていた「第二の皮膚」の進化型も、なかなか良くなっていました。もっとこういうところを修正すればさらに良くなるのになあ、といった意見も伝えられたりして、それはまた2月に再演する際に活かされると思うので、観て良かったなと思います。
ところで。ダンスとは関係無い話が今日のテーマなのですが、内子までは今回、JRで行きました。特急なら30分足らずで着いてしまいます。意外と速いですね。
運賃ですが、特急自由席の往復ですとSきっぷという企画乗車券を発券して下さいます。これがちょっと安くなっているお得なきっぷのようで、往復で2460円です。4日間有効なので、今回のように日帰りでなく泊まりがけで行く場合にも使える切符ですね。
ところが。行きはその切符で列車に乗ったものの、帰りはうっかり発車時刻を調べ忘れていて、終演後あれこれ立ち話してから駅へ向かうと丁度松山行きの特急が発車したところ。次の便まで丸一時間も待つことになります。
それで、車に乗せて帰ってあげるよと出演していた友達に言われて一度は断ったのですが、急遽やっぱりお願いしますと頼んで、送ってもらうことにしたのです。仕事のことを考えると出来るだけ急ぎで帰りたかったのですが、寂しく一人内子駅で列車を待つのなら、もうある程度のことは諦めて皆で楽しく帰った方がいいなという判断です(そして案の定、無理して急いで帰ろうが帰るまいが、実らないものは実らないのです)。
それで、結局帰りはJRに乗らなかったので未使用の切符が余ってしまいました。まあ仕方ないかなと思っていたのですが、友人が金券ショップにでも売りに行けば?と言うので、さすがにあと3日以内に使わねばならない内子から松山への片道切符を松山で買い取ってくれるところなんて無いだろうと思いながら、ふと切符の券面を読んでみると、どうも払い戻しが可能であるような表記があったのです。
普通の往復券でなく企画切符だから、飛行機の得割みたいにダメなんじゃないかと思っていたのですが、今回のように行きだけ使って帰りは未使用の場合、有効期間内に購入場所へ行って、規定に沿った手数料を差し引くことで払い戻しが受けられるのだそうです。
どのような計算になるかというと、まず購入額2460円から、既に使用した行きの切符の区間の、割引無しの運賃と特急料金を差し引きます。今回の場合は1280円を差し引く事になるので、1180円が払い戻しの対象額になります。
しかしそこからさらに払い戻し手数料が引かれます。それも、乗車券部分に対して220円と特急券部分に対して220円の合計440円が引かれることになるのだそうです。
なので2460-1280-440=740円が手元に戻ってくる金額ということになります。結果的に片道1720円の旅となってしまって却って高くついたのですが、こればかりは仕方ないですね。それでも740円浮いたと考えるしか。
これ、指定席特急券だったりするとまた料金や条件が変わってくるので、その辺は購入した駅で尋ねて下さいませ。