なんとか無事に本日、ダンスライブ「第二の皮膚」なんなんなver.を開催することができました。お越し下さった皆様ありがとうございました。何人かの方には直接好評を伝えて頂いてひとまずほっとしました。
概ね順調に事が運んだように見えるようで、実は結構本番始まってからのトラブルやハプニングもあったりして、かなりヒヤヒヤしつつの進行でした。冷静を装いながらフォローして、致命的なことになるのは免れましたが、いつものことながら舞台の裏方は冷や汗をかきながらの仕事になりますね。
ダンスとダンスの間に自分の詩の朗読を挟むという構成になっていて、そこでどの作品を読むかというのは数日前まで迷っていたのですが、過去に書いたものの中から1作品選びました。この流れの中でこれを読むのは相応しいのか否か、も寸前まで自信が無かったのですが、ゲネプロ(最終リハーサル)をやってみて、歯車が噛み合った感触があったので、演り抜くことが出来ました。
そのゲネプロで、朗読をしている最中に照明の明るさがあれこれ変化していて、それがどうも読み方が平板で単調だから観る側としては雰囲気が時々変わったほうが観やすいということを言われ、じゃあ原稿が読みづらいから照明は一定で、ということにして読み方に変化をつけることにしました。
最近は割と淡々と読んでばかりでしたが若い頃は勢いつけて強弱や緩急や声の高低差も駆使したような朗読をやっていたので、久しぶりにそういう読み方をしてみました(本番でいきなり)。やっぱり書いた時にそういうのを含めたリズム感で書いている作品だったので、自分ではかなり良くなったと思いました(もっと早く気付いて読む練習をしておけばもっとよくなったのに残念)。
あと映像のほうも、トラブルも無く見せることができました。久々に会う腐れ縁の友人が見に来てくれていたのですが、写真を繋いだムービーの1枚目からツボにはまってくれて笑いをこらえるのに必死だったといわれたので、まあ狙い通りだったかと思います。
と自分のことばかり書いていますが、メインになるダンスは熱気と迫力が素晴らしくて、奇妙なようで美しい不思議な世界を作っていました。またそれに合わせての音楽も、とてもポップだったり不気味だったり、いろいろな色彩や風景の記憶をかき立ててくれるような素敵なものでした。またベテラン詩人達もそれぞれの個性が存分に発揮されて、この組み合わせでひと塊のパフォーマンスに仕上がったのが奇跡のようでした。
お客様を見送って急いで撤収をして帰宅しまして、一息つく間もなく明日の2公演目、荒屋敷ver.の準備をしております。内容や構成が微妙に違うので最終チェックに手を抜けません。お疲れ様のビールは明日までおあずけです、ああ…。