今回の熊本での地震災害、被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。と、こう書いている間にも、まだ震度4の余震がありましたという速報が入っています。震度は弱まっても、昨日の揺れで地盤や建物が損傷を受けていると弱い力でも崩れる可能性があります。どうか充分に警戒なさってください。
また、明日夜からは熊本地方の天気は雨だという予報も出ているようです。土砂崩れなどの二次災害が起きないことを願っております。
さて、個人的に匿名アカウントでTwitterをやっておりますが、フォローする人選をうまくやれているというか、一部ネットメディアで騒がれているようなデマ情報が流れてくることもなく、むしろ逆に「これはデマだから信じないように」と注意喚起をしてくれたり、本当に必要な情報を流してくれる精鋭揃いのアカウントが活躍してくれるタイムラインには有り難さを感じております。
そんな中、やはり阪神淡路大震災や東日本大震災での経験からちょっとした生き延びるコツを得たつぶやきというのがいくつか目に留まりました。
実は昨晩も、もしかしたら続いてこちらでも地震があるかも、と考えて不安で寝付けなかったのですが、その割に「じゃあその万が一の時にどうすればいいのか」を考えても、漠然とオロオロするだけで何も思いつかなかったので、常日頃からその「生き延びるコツ」は目に留まりやすくしておいた方がいいなあと思ったわけです。
なのでここに書いておきます。そんなの知ってるよ、やってるよ、という方も多いと思いますが、もし初めて知ったという方がいらっしゃったら、記憶の隅に留めておくといいですよ。
バスタブには綺麗な水を貯めておく。
万が一建物から脱出できなかった時のための飲み水として。また断水してしまった時のために。災害が起きて、水道をひねってもまだ水が出るからと安心しても、水道のタンクが空になったら水は出なくなります。そうなってから確保しようとしても遅いのです、という体験された方の教訓。
寝室(枕元)に靴を置いておく。
就寝中に起きた地震で、物が散乱した部屋から外へ避難する際に、ガラスの破片などを踏んで怪我しないように。また、外へ脱出するにも玄関へは行けず窓から出なければならない時などに。裸足で怪我をしてしまうと歩くのが大変です。
揺れを感じたらできれば玄関の扉を開ける。
火を消す、身を守る、が最も大事ですが、その後もし少し余裕があれば。大きな揺れが続くようであれば避難経路を確保しておく必要があります。揺れによって建物が歪んで、後で開けようと思っても扉が開かなくて脱出できなくなった、という例があるそうです。
避難で家を離れる時は電気のブレーカーを落とす。
これは停電になってしまった後、電気が復旧した際に、無人の家の中で断線したコードが可燃物に触れていたり電気製品のスイッチがオンになったまま過熱したりなどで火災が起きるケースが多々あったからだそうです。
とりあえず先の2つは昨晩も実践しておきました。せっかくの、誰かが経験から学んだ知恵ですので、忘れてしまわないように時々点検して備えておきたいと思います。